「飲みニケーション」不要派が56.4%、コロナ禍での変化が影響
この調査は、勤労感謝の日にちなんで行われ、仕事後に上司や同僚と飲食を共にすることに対する意見が集められました。
具体的には、昨年は55.2%、おととしは54.4%と、年々この傾向が強まっています。
不要と答えた理由の中で最も多かったのは「気を遣うから」で、これに48.3%が賛同しました。
次いで「仕事の延長と感じるから」が33.7%を占め、職場の飲み会がストレスや負担に感じられることが明らかです。
この調査結果は、コロナ禍によって変化した働き方や生活スタイルが影響を及ぼしていることを示唆しており、今後もこの傾向が続く可能性があります。
ニッセイ基礎研究所の小口裕准主任研究員は、この結果が新しい働き方の定着を反映していると述べています。
職場のコミュニケーションの在り方が変わりつつある中、飲みニケーションの必要性が見直される時代が訪れていると言えるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e3a67f619f8a1d9ba619cc07a948797f1e645238
飲みニケーションが不要とされる理由について、多くのコメントが寄せられました。
特に、職場の飲み会は気を使い、上下関係が影響するため、プライベートのようにリラックスして楽しむことができないという意見が目立ちました。
飲み会では、仕事の話をしなければならない場面が多く、そのために気を遣うことが面倒だと感じる人が多かったようです。
また、飲み会では本音が言えないという指摘もあり、コミュニケーションの場としての効果が薄れているとの意見もありました。
コロナ禍を経て、飲み会が減少したことに対して「楽だ」という声が多く、特に家庭を持つ人々は、飲み会よりも家族との時間を大切にしたいと感じているようでした。
さらに、飲みニケーションの代わりに、ランチ会やカフェでの交流など、アルコールに頼らないコミュニケーションの方法が求められるようになったという意見もありました。
また、飲み会に参加することが強制される風潮に対する反発もあり、参加したくない人に対して無理に誘うことは良くないとの意見がありました。
飲みニケーションが必要ないという考え方が広がりつつある中で、職場環境の改善や多様なコミュニケーション方法の模索が重要であると感じられました。
このように、飲みニケーションの見直しが進む中で、自由でリラックスしたコミュニケーションの場の重要性が再認識されているようです。
ネットコメントを一部抜粋
飲むのは好きだけど、会社の飲みは気を使うから面倒くさい。
プライベートが充実している人は、やはり働き方もいきいきしていると思います。
飲み会でコミュニケーションを取れる人と取れない人がいる。
飲みニケーションは一方的な持論展開が多かった。
アルコールに頼らずともコミュニケーション取れる方法はたくさんある。