LINEヤフーの調査で、小中学校の保護者と教員の連絡手段のデジタル化が進んでいることが明らかに。約4割がデジタルツールを利用し、連絡手段の統一が希望されている。
この調査は、現代の教育現場におけるデジタル化の進展状況を明らかにすることを目的としています。
調査結果によると、教員の41%、保護者の46%が連絡時にデジタルツールを利用しており、特に「遅刻・欠席・早退の連絡」においては、教員の55%、保護者の63%がデジタル化を実施しています。
しかし、面談の日程調整に関しては、教員24%、保護者30%と最も低い数字を示しました。
教員と保護者が共に抱える困りごととしては、「子供がプリントを渡し忘れる」や「日中に電話がつながらない・出られない」が上位に挙げられ、教員の69%は「保護者との連絡に時間が取られてしまう」と感じていることが明らかになりました。
また、保護者の34%は「新しいアプリ・ツールを入れるのが面倒」との意見を持っています。
興味深いことに、教員の87%、保護者の89%が「連絡手段を1つのアプリ・ツールに統一すること」を希望しており、特にLINE公式アカウントを利用した保護者連絡システムに対しては約7割が魅力を感じていると回答しています。
現在、教員は平均3.2個、保護者は2.8個の連絡手段を使用しており、このような複数のツールの使用がデジタル化の進展を妨げている一因と考えられます。
さらに、教員の54%は「現状のアプリ・システムでは校務支援システムとの連携ができていない」とし、50%は「アプリ・システムを使いこなせない教員がいるため、使える教員に負担がかかる」との課題を抱えていることがわかりました。
この調査結果は、今後の教育現場におけるデジタル化の方向性や課題解決に向けた取り組みの重要性を示唆しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/25a83ae7d166d218db2069bb63fdcb84248b27c4