名古屋で開催されたオーディオフェスタでは、TADが新スピーカー「TAD-ME1TX」を発表し、音質向上のための技術的な工夫が紹介された。また、フェーズメーションとオルトフォンも新製品をデモし、来場者の関心を集めた。
TADは新しいブックシェルフスピーカー「TAD-ME1TX」を初披露し、開発陣がその背景について語った。
特に注目すべきは、TAD独自のCSTドライバーにベリリウムの真空蒸着法を採用したことで、音質の向上が期待される点だ。
これにより、広帯域の再生が可能になり、音質はよりピュアで透明度が高く、特にピアノの音色に深みが増した。
さらに、キャビネットの共振を抑えるために鋼板を厚くするなど、9年間の開発の成果が詰まっている。
仕上げのカラーもホワイトに近い上質なもので、TADにとって新しい試みとなっている。
ブックシェルフスピーカーの市場はハイエンド級の製品で賑わっているが、TAD-ME1TXは新たな選択肢を提供している。
一方、フェーズメーションは昨年発表したステレオパワーアンプ「SA-1500」とパッシブプリアンプ「CM-1500」をデモし、TAD-ME1TXを駆動する力強さを見せつけた。
オルトフォンはMCカートリッジ「SPU GTE」やMMカートリッジ「Concorde Music」を展示し、特にアナログファンから高い関心を集めた。
また、エストニア製の超音波式レコードクリーナー「Degritter」も展示され、来場者の注目を浴びた。
これらの製品は、オーディオ愛好家にとって魅力的な選択肢となるだろう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/29793f509cb46563b4c85856777f6b9a79f9e335