中国の王毅外相が国連安保理でウクライナとガザ問題について、中国の立場を強調し、国際社会に問題解決の重要性を訴えました。
要約すると中国の王毅外相は18日、国連安保理の閣僚級会合に出席し、ウクライナやガザ問題について中国の立場を強調しました。
王毅外相は、ロシアによるウクライナ侵攻に関して「中国は当初から政治的な解決を提案し、和解と協議の促進を堅持してきた」と述べ、ウクライナの平和に向けた努力を支持する意向を示しました。
さらに、中東情勢については、昨年7月に北京で行われたイスラム組織ハマスとの和解協議を引き合いに出し、イスラエルとパレスチナの「2国家解決」を推進する必要性を再度訴えました。
王毅外相は「ガザはパレスチナ人のふるさとであり、国際政治の交渉材料になってはならない」と強調し、トランプ前大統領が「アメリカがガザを所有する」と発言したことに対する警鐘とも取れる発言をしました。
会合後の記者会見では、「この世界にはウクライナ問題だけでなく、ガザ衝突を含む多くの問題が存在し、国際社会はこれらの問題を重視すべきで、放置してはならない」と危機感を示しました。
王毅外相の発言は、国際的な紛争解決に向けた中国の積極的な姿勢を示すものであり、今後の国際政治における中国の役割を再確認させる内容となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/587cee72b3bed06c0a65d8a811acf015d885e1ec