モウリーニョ監督が人種差別的発言で4試合のベンチ禁止処分と罰金を受けた。ガラタサライとの試合後の発言が発端で、トルコサッカー連盟が処分を決定した。
要約するとトルコのフェネルバフチェを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督が、4試合のベンチ入り禁止処分と罰金を科せられた。
問題の発端は、24日に行われたスュペル・リグのイスタンブール・ダービーでの試合後の記者会見での発言にある。
モウリーニョ監督は、相手チームのガラタサライのベンチが判定に対して「猿のように飛び跳ねていた」と述べ、その発言が人種差別的であるとガラタサライ側が反発した。
さらに、主審に対しては感謝の意を示しつつも、トルコ人の第4審判に対して「もしあなたが主審だったら、大惨事になっていた」と発言したことも問題視された。
これに対し、ガラタサライはモウリーニョ監督を刑事訴訟にかける意向を示し、フェネルバフチェ側は「文脈を無視した誤解を招く発言だ」と反論し、逆告訴を行うと発表した。
トルコサッカー連盟（TFF）は、モウリーニョ監督の発言が「トルコサッカー界とトルコ人審判全員に対する侮辱的で攻撃的な発言」として、処分を下す決定をした。
具体的には、ドレッシングルームとベンチへの2試合の立ち入り禁止処分と、罰金として約48万円が科せられたほか、スポーツマンシップに反する行為としてさらに2試合のベンチ禁止処分と約615万円の罰金が追加された。
TFFは、モウリーニョ監督の発言がスポーツ倫理やフェアプレーの概念に反し、社会を分裂させる可能性があると警告している。
フェネルバフチェの役員は、今回の処分に対して異議申し立てをする意向を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/82601c7745fb08727cc8e5bd36b51ff3e3b0fae2