Googleは、2025年後半までにモバイル端末のGoogleアシスタントを新しいAI「Gemini」に置き換えると発表しました。これにより、スマートデバイスでもGeminiが導入され、マルチモーダルな会話機能が追加されます。
この変更により、従来のGoogleアシスタントは2024年後半にはほとんどのモバイル端末で使用できなくなる見込みです。
さらに、Pixel Watchやヘッドフォン、タブレット、自動車など、スマートフォンに接続されるさまざまなデバイスでもGeminiが導入され、NestシリーズやAndroid TVにおいても新たな体験が提供される予定です。
具体的な移行日程はまだ発表されていませんが、数カ月以内に詳細が公表されるとしています。
Googleアシスタントは2016年に初めて登場し、スマートホーム製品やAndroidスマートフォンでの音声操作を可能にしてきました。
2024年のGoogle I/O以降、Pixel端末ではGeminiを選択できるようになり、同年8月に発表される予定の「Pixel 9」シリーズではGeminiがデフォルトのアシスタントとして搭載される見込みです。
また、韓国のSamsung Mobileの「Galaxy」シリーズでもGeminiが採用されています。
Geminiは、従来のGoogleアシスタントにはなかったマルチモーダルな会話機能を持ち、最近のアップデートで無料ユーザーにも利用可能になった「Deep Research」というパーソナルリサーチアシスタント機能も備えています。
このような進展は、競合するAmazonのAIアシスタント「Alexa」に対抗するためのものであり、Googleは2年前にAlexaを発表したAmazonに対抗して、次世代のデジタルアシスタントを進化させていることが伺えます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c8659462db477673762236d29de163c424e9bf16