メルカリの調査で、スキマバイトが物流・飲食・小売業界で急増中。約3割の店舗が営業に不可欠と回答し、労働力不足が背景に。
調査対象は600人の事業者で、約8割が「人手不足が深刻」と回答。
特に、繁忙期の突発的な需要や、固定の人材を確保しづらいことが主な理由として挙げられました。
スキマバイトの導入理由としては、短時間での募集や急な欠員への対応ができる柔軟性が評価されており、約3割の店舗が「スキマバイトがいないと営業が成り立たない」との回答もあり、業務において欠かせない存在になりつつあることが示されています。
実際、利用事業者の約6割は直近1年以内にスキマバイトを導入しており、その利用頻度も増加傾向にあります。
業務内容は、物流業界では仕分けや梱包、小売では品出しやレジ、飲食では配膳や皿洗いなど、未経験者でも対応しやすい作業が中心です。
物流業界では1拠点あたり平均15.7人が起用されており、特に業務のマニュアル化が進んでいるため、効率的な運用が求められています。
また、メルカリハロの求人も物流・飲食・小売が中心で、登録者の初勤務先としては約8割を占めています。
さらに、スポットワーク市場からの撤退を発表したリクルートに対し、メルカリの執行役員CEOである太田麻未氏は、スキマバイトの市場は今後も拡大する見込みであると述べ、雇い手と働き手の新たな接点を作るサービスとしての成長が期待されています。
メルカリハロは2024年3月にサービスを開始し、2025年2月には登録者数が1,000万人を突破する見込みです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c8136d3a181545c19fd5bd0604b8226bf66a8dc5
スキマバイトに関するコメントでは、業界の人手不足や雇用形態の問題が多く指摘されていました。
特に、スキマバイトが業界にとって重要な存在となっている一方で、待遇や職場の対応に関しては大きなばらつきがあることが懸念されていました。
あるコメントでは、スキマバイトの職場によっては、労働者が大切にされ感謝される一方で、他の職場では日雇い労働者として軽視されることもあったと述べられていました。
また、スキマバイトが原因で誤納品が増加し、返品手続きが面倒になっているという意見もあり、業界全体での人手不足が深刻化している様子が伺えました。
さらに、スキマバイトに求められる職歴や体力に関するコメントもあり、特に経験がない人には仕事が見つかりにくい現状が示されていました。
偽装派遣の問題についても言及され、リクルートがこの状況を解決できずに撤退したことが取り上げられていました。
全体として、スキマバイトが業界の人手不足解消に貢献している一方で、労働条件や雇用形態に対する懸念が強く、今後の業界の動向が注目される内容となっていました。