メルカリの山田社長が2025年からアメリカ事業のCEOを兼任、業績回復を目指す。
現在のアメリカ事業のCEOであるジョン・ラーゲリン氏は2024年12月31日をもって退任します。
この人事は、2025年6月期第1四半期決算に合わせて公表されました。
メルカリのアメリカ事業は、最近の決算資料によると、流通取引総額(GMV)が前年同期比で16%減少し、約1億9300万ドルに達しました。
また、売上収益も前年同期比15%減の約93億円と、2四半期連続の減少傾向が続いています。
山田氏は過去のインタビューで、アメリカ市場の成長に向けた取り組みがうまくいかなかったことを反省しており、今後の方針としては、現状の施策を継続しつつ再成長に向けた戦略を検討中であると述べています。
さらに、メルカリ全体の2025年6月期第1四半期決算では、売上収益が449億円(前年同期比1.5%増)、営業利益が43億円(同2.9%減)、純利益が29億円(同4.4%増)と、全体的には堅調な結果を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1ecfec0f3daebaf3febdd05b5b8d7671d8fc3094
メルカリの山田社長が米国CEOを兼任することに対するコメントでは、兼任の難しさやアメリカ市場特有の課題が多くの意見として挙げられました。
特に、日本と米国では市場や文化が異なるため、兼任がどのように機能するのか不安視する声が多かったです。
さらに、メルカリのアメリカ進出においては、偽造品やトラブルが横行している現状が指摘され、消費者保護が厳しいアメリカでの事業運営に懸念を抱く意見もありました。
また、メルカリの国内市場でも、利用者からの不満が増加しており、特に出品者に対する配慮が不足しているとの指摘がありました。
これは、出品者が急なサービス変更や高い手数料に困惑していることを示しています。
さらに、アメリカ市場での競争が激化する中で、メルカリがどのように差別化を図るのか、また、国内の売上が頭打ちになっていることから、今後の成長戦略が求められていると感じられました。
全体として、メルカリの米国進出については期待と不安が入り混じった複雑な感情が見受けられ、今後の動向に注目が集まっていました。