約7割の管理職が健康を損なったと感じる一方、60%以上が昇進を良かったと回答。給与面や自己成長が評価される。
これは、マイナビ転職が2024年に実施した「管理職の悩みと実態調査」に基づいており、主な理由として「仕事の比重が増えた」(75.8%)や「心身の健康が損なわれた」(68.9%)が挙げられています。
管理職になることで、一般職とは異なる労働環境に直面し、残業代が支給されない場合が多く、部下の指導やチーム全体の成果管理、経営陣との会議など、業務が増加することが健康問題の一因とされています。
健康を守るためには、休息を意識することやワークライフバランスを見直すことが重要ですが、実際にはそれが難しいケースも多いようです。
一方で、管理職になって良かったと感じる人も多く、全体の60.8%が「管理職になって良かった」と回答しています。
特に役職が上がるにつれてその割合は増加し、部長クラスでは74.6%、本部長では80.0%に達しています。
ポジティブな要素としては「金銭的な不安が減った」(67.1%)や「自分に自信がついた」(66.5%)、「交友関係が広がった」(61.1%)などが挙げられ、管理職になることで給与が上がり、チームの成長を支えたり、組織の意思決定に関与したりする機会が増えることが評価されています。
これにより、自身の市場価値が向上し、転職市場でも高く評価される可能性が高まります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/376a1fb415696672ceda00835453ebc5af185583
コメント内容には、管理職昇進のメリットと健康問題の実態について多様な意見が寄せられていました。
多くの人が、昇進することで責任が増え、ストレスが増加することを懸念していました。
特に、心身の健康を損なうリスクについて具体的な体験を交えて語るコメントが目立ちました。
ある人は、昇進後に仕事の負担が大きくなり、医療機関を訪れることが増えたと述べており、健康問題が深刻化する可能性を示唆していました。
また、家庭とのバランスを取ることが難しくなり、家族との時間が減少することへの不安も多くのコメントに見られました。
さらに、昇進による生活環境の変化や、職場での人間関係のストレスが健康に与える影響についても言及されており、特に管理職に就くことが必ずしも幸福につながらないという意見が多くなされていました。
このように、管理職昇進にはメリットがある一方で、健康問題や生活の質に影響を与えるリスクが存在することが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
昇進による責任の増加がストレスや健康問題を引き起こすことが多かった。
昇進後の生活環境や家庭とのバランスが難しいとの声が多くあった。
心身の健康を損なうリスクが指摘されており、医療機関を訪れる人が増えた。
昇進によって仕事の負担が大きくなり、家族との時間が減少する不安があった。
管理職に就くことが必ずしも幸福につながらないという意見が多く見られた。