フェムテック市場で食品のニーズが拡大し、特にサプリメントが注目されています。女性の健康を重視する動きが広がっています。
これまでは生理用品や妊活向けの医薬関連商品が中心だったが、最近では日常生活に取り入れやすいサプリメントや飲料の需要が高まっている。
特に、女性の健康を重視する「健康日本21(第三次)」においては、骨粗しょう症健診受診率が新たな目標に加えられ、ライフステージに沿った健康づくりが重要視されている。
これに伴い、将来の妊娠に備える“プレコンセプションケア”の概念が注目され、製薬企業もサプリメントの開発に力を入れている。
医薬品はハードルが高いと感じる女性が多く、手軽に摂取できる食品の存在が重要視されている。
展示会「Fem+(フェムプラス)2024」では、アサヒグループ食品や明治、サントリー食品インターナショナルなどが女性の健康をテーマにした製品を展示。
アサヒグループは月経に関する機能性表示食品や骨密度に着目した製品を紹介し、明治は特定のタンパク質を含む食品を出展した。
また、サントリーはセルフケアドリンクを展示し、女性特有の悩みを解消することをアピール。
王子食品は膣内ケア向けの粉末サプリを提案し、フジスコは栄養機能食品を試飲提供した。
さらに、Mahaloは女性の“ゆらぎ”に着目したハーブティーを展開し、ドクタービセアは独自のフェミニンハーブティーを業務用として訴求。
バイエル薬品は妊娠に必要な栄養素を含むマルチビタミンサプリを出展し、ベルタも妊娠前から育児までのサポートを行うサプリを揃えている。
これらの動向は、女性の健康に対する意識の高まりを反映しており、フェムテック市場のさらなる成長を予感させる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3c54ddef6e981ba6bec4eb796711ab2e6dbd103a