マカオの2024年第3四半期の住宅価格指数は211.0で、前年同期比13.2%下落。高金利や経済不透明感が影響し、不動産市場は厳しい状況が続いている。
要約するとマカオ政府統計・センサス局が発表した2024年第3四半期の住宅価格指数は211.0で、前年同期比で13.2%の下落を記録した。
この住宅価格指数は、前の四半期からも3.6%の減少を示しており、特にマカオ半島では4.1%の下落が見られ、指数は206.7となった。
一方、タイパ島・コロアン島では1.4%の下落で228.2となった。
ストック物件（中古）の価格指数も4.2%下落して226.7、未完成物件（プレビルド）は0.3%下落し272.7となった。
直近の3ヶ月間の分析では、2024年7～9月の住宅価格指数は前回調査より1.6%下落し、これで15調査期連続の下落となる。
エリア別では、マカオ半島が2.2%下落し、タイパ島・コロアン島は0.4%上昇した。
築年数別では、5年以下の物件は価格が横ばいだったものの、11～20年、20年以上の物件はそれぞれ2.4%、2.2%下落した。
未完成物件も0.2%の下落を記録した。
実用面積別では、50平米以下と50～74.9平米の物件がそれぞれ1.4%、0.9%下落し、75～99.9平米の物件は2.2%上昇した。
経済回復が期待される中、マカオでは高金利や経済の先行き不透明感が影を落としており、不動産市場は依然として厳しい状況が続いている。
今年初めから不動産価格抑制策の緩和が始まったものの、顕著な効果は見られず、特に4月20日からは価格加熱抑制策が全面的に撤廃されたが、短期的な効果はすでに消化されたとの見方が強い。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/41f37c19e0edb3b47acdffdfe54ff95d1794a0df