ロッテの佐々木朗希選手がメジャー挑戦を許可され、獲得したチームは安価で大物選手を手に入れる上に、追加のドラフト指名権を得るチャンスもあることが報じられました。
ベースボール・アメリカ誌によると、推定市場価値が1億5000万ドル(約232億3000万円)以上の選手を、わずか500万ドル(約7億7435万円)前後の契約金で獲得できる可能性があるとされています。
さらに、獲得したチームには、1〜2年後に追加のドラフト指名権を得るチャンスもあるという新たな仕組みが導入されています。
この仕組みは「プロスペクト・パフォーマンス・インセンティブ(PPI)」と呼ばれ、対象選手が新人王やMVP、サイ・ヤング賞の投票でトップ3に入ると、翌年のドラフト1巡目の後に追加の指名権が与えられるというものです。
これにより、MLB球団は若手選手の調停権やFA権を遅らせるための長期間のマイナーリーグ留任を抑制できるようになります。
特に、佐々木選手は国際アマチュア選手として扱われるため、PPIの対象となります。
過去に大谷翔平選手がメジャー移籍した際にはこの制度が存在しなかったため、もしあったなら彼のエンゼルスはドラフト指名権を得ていた可能性があります。
佐々木選手が仮に2025年に新人王を獲得できなくても、2025年または2026年にサイ・ヤング賞やMVP投票でトップ3に入ることで、獲得した球団は追加のドラフト指名権を得ることができます。
ベースボール・アメリカ誌は、その指名権の価値を1100万ドル(約17億357万円)から1400万ドル(約21億6818万円)と見積もっており、これは佐々木選手の契約金の2倍以上に相当します。
つまり、佐々木選手を獲得した球団は、彼の市場価値に加えて、さらなる資産を手に入れる可能性があるのです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/13ae60d4fde11d43e266807821c16b577f2c3142
コメントでは、佐々木朗希のMLB移籍について多くの意見が寄せられました。
特に、彼が持つポテンシャルに対する期待がある一方で、過酷な環境での故障リスクや、ロッテ球団にとっての損失が懸念されていました。
日本では過保護とも言える育成環境で育った選手が、MLBではどのように扱われるのかが心配されており、多くの日本人投手が過去に苦しんだ経験が引き合いに出されました。
また、ポスティング制度に対する不満も多く、特に25歳以下の選手が移籍する際のルールが不公平であるとの声が上がりました。
移籍後の年俸の取り決めや、球団間の密約の存在についても疑念が示され、選手と球団の関係が複雑であることが指摘されました。
さらに、ドジャースが彼を獲得することによる影響や、他のメジャー球団からの不満も予想され、選手の将来に対する期待と不安が入り混じった意見が多く見受けられました。
全体として、佐々木の移籍が日本野球界に与える影響や、今後の選手育成の在り方について考えさせられるコメントが多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
ベストのパフォーマンスができれば、大谷、ダルビッシュ級だろうが、それができるかどうか…
多くの日本人投手がMLBに行って、中4日、100球制限、滑ると言われるボールに苦しんでいる。
ホークスが頑なにポスティングしない方針を貫いているのが理解できる出来事だった。
選手会脱退したのも止められるの防ぐためだろうし、去年契約渋ったのも布石としか考えられない。
迎え入れる米球団にはメリットだらけで、送り出すロッテ側は損失と言っていいくらいのデメリットだけ。