ウクライナ軍がロシア軍のキンブルン砂州を攻撃し、戦略的重要性が再確認される中、黒海での戦闘が激化しています。
この地域は、黒海に面したドニプロ川の河口に位置し、ウクライナのミコライウ港に発着する艦船を支配できるため、戦略的に非常に重要な地点です。
公開された映像には、ロシア部隊の陣地とされる海辺に向けて爆撃が行われ、水柱や煙が立ち上る様子が映っています。
ウクライナ軍は「キンブルン砂州に集結した敵に対する攻撃」としてこの映像を公開しましたが、本誌はその映像の正確性を確認できていません。
ウクライナは2022年後半からヘルソン州で反攻作戦を展開し、ロシア軍をドニプロ川の東岸に押し戻してきましたが、南部の戦闘はドネツク州やクルスク州での激しい衝突に比べてあまり注目されていません。
ウクライナの軍高官であるセルヒー・ブラチュクは、ロシアが黒海北西部への圧力を維持するためにキンブルン砂州に固執していると述べています。
この地域のロシア軍に対して、ウクライナはドローンやミサイル攻撃を組み合わせた戦術を用いており、ロシア艦隊への打撃を狙っています。
ブラチュクは、キンブルン砂州の解放がいつ行われるかが重要であり、段階的な戦闘作戦が続けられていると強調しました。
この砂州は、ウクライナの領土解放に不可欠な戦略的要衝であり、ウクライナ国防省情報総局(GUR)も、キンブルン砂州に対する急襲攻撃を開始し、その結果ロシア兵の死者や装甲車両の破壊が報告されています。
ウクライナ軍は、改良した水上ドローンを使用して、キンブルン砂州周辺のロシア軍拠点を狙っているとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b114dadb116b6dea80487a8a48a11c473483bc04