アメリカの連邦最高裁は、ドナルド・トランプ氏の量刑言い渡しの差し止め請求を退け、10日に量刑が行われることが決定。トランプ氏は口止め料支払いを巡る有罪判決を受けている。
この決定は9日に下され、トランプ氏は最高裁に対して、量刑の自動差し止めの対象になるかどうかを検討するよう求めていたが、最高裁は5対4の多数決でこれを退けた。
トランプ氏は、2016年に元不倫相手への口止め料13万ドルの支払いを隠すために業務記録を偽造したとして、昨年5月に重罪34件で有罪判決を受けている。
裁判を担当するホアン・マーシャン判事は、トランプ氏に対して収監を命じる意向は示していない。
トランプ氏は最高裁の判断について「公正な判断だ」と述べつつも、この事件は「みっともないもの」と批判した。
最高裁の判事の中には、リベラル派の判事3人に加え、保守派の判事も含まれており、トランプ氏の申し立てを認めない判断を下した。
特にサミュエル・アリート判事は、トランプ氏と電話で話した後にこの決定を下したことから批判を受けている。
トランプ氏はこれまでにニューヨーク州の下級裁判所に対しても量刑の延期を求めてきたが、すべて退けられた。
最高裁は、トランプ氏の懸念は上訴審で対処可能であり、量刑が言い渡される負担は「さほど大きくない」と判断した。
量刑は当初、大統領選中の昨年7月に言い渡される予定だったが、トランプ氏の弁護団の申し立てにより延期され、最終的に今月10日に言い渡されることとなった。
また、トランプ氏は別の法廷闘争でも敗れ、2020年大統領選後の権限移譲を妨げた疑惑に関する報告書の公開を阻止しようとした申し立ても退けられた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b81cec81ac434ac1acc79016376ad0dacd67b090
トランプ氏の量刑に関する最高裁の判断に対するコメントは、様々な意見が寄せられました。
多くのコメントでは、最高裁がトランプ氏に不利な判断を下したことに驚きの声が上がっていました。
一部のコメントでは、陪審員の評決が政治的なバイアスに基づいていると疑問を呈し、司法制度の信頼性が損なわれているという意見もありました。
また、トランプ氏の言動については、証拠が示されないまま有罪判決を受け入れない姿勢が批判される一方で、彼の支持者たちからは強い擁護の声も上がっていました。
さらに、トランプ氏が大統領としての資質を持っているのか疑問視するコメントや、今後の政治情勢に対する不安も表明されていました。
全体的に、トランプ氏の現状やアメリカの司法制度に対する懸念が強く見られ、今後の展開に注目が集まる内容となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
私は!トランプ有利に、最高裁が判断下すだろうと思って居たから、驚きました。
トランプさんも就任後は難題が待ち構えていますが、この人ならやれる。
陪審員の大半が民主党員という極めて政治的な評決だと思う。
トランプは、証拠も見せず、有罪判決も認めないという支離滅裂な言動ばかり。
トランプ大統領の周囲は敵だらけです。