司法通訳人の誤訳が引き起こした、無実の女性の逮捕とその影響についての深刻な問題を報じた記事です。
特に、三重県松阪市に住むフィリピン国籍のオクイ・ローズメリー・アロチャさんが、誤った通訳によって無実の罪で逮捕され、人生が大きく変わってしまった事例を中心に描かれています。
オクイさんは2021年に、知人とのメッセージのやりとりが誤解され、「覚醒剤を譲り渡した」という容疑で逮捕されました。
実際には、そのメッセージの内容はタガログ語で「兄弟」に対する呼びかけであり、誤訳された通訳によって証拠として扱われてしまったのです。
彼女は、通訳者に誤訳を指摘したものの、通訳者は疑問を持たずに訳を進めたため、結果的に彼女は2年以上も勾留されることになりました。
裁判では、オクイさん側が無罪を主張し、最終的に津地裁は不自然な訳を問題視し、無罪判決を下しました。
この事件は、司法通訳人の重要性とその役割の課題を浮き彫りにしており、通訳の誤りが人の人生にどれほどの影響を及ぼすかを示しています。
また、司法通訳人のなり手が減少している現状や、安定した収入を得ることが難しいという実情も語られています。
オクイさんは、自身の経験を通じて「何もしていないのに有罪になるのはおかしい」と訴え、司法制度の改善を求めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d982f733b26902f51b04adc4d4ac7968daba4278
コメントの中で、多くの人々が司法通訳人の誤訳がもたらす深刻な問題について懸念を示していました。
特に、フィリピンで日本人が裁判を受ける際に、日本語が堪能な通訳が必要だという意見がありました。
相互主義の観点から、日本も通訳を用意すべきだとの声が上がりましたが、そうでない場合は通訳が不要だという意見もありました。
また、通訳が被疑者の言葉を誤解し、無実の人を罪に陥れる可能性が指摘されました。
具体的には、嫌いな被疑者に対して意図的に誤訳を行う通訳が存在するという話もあり、予算の制約から適切な通訳が選ばれないことが、冤罪を生む原因になっているとの指摘がありました。
さらに、誤訳や訳し忘れによって無罪放免になった犯罪者がどれほどいるかを調査し、明らかにすべきだという意見もありました。
翻訳アプリやAI技術の活用が提案される一方で、外国人の増加が通訳者のリソースを圧迫しているとの懸念も表明されました。
全体として、通訳の質向上と適切なリソースの確保が求められていたことが分かりました。
ネットコメントを一部抜粋
日本人と変わらないレベルの日本語が出来る司法通訳人を用意するなら、必要ないですよね。
やっていないと言っているのに、やったと通訳して罪に陥れる通訳がいると聞きました。
誤訳や訳し忘れによってどれだけの犯罪者が無罪放免になったのか調査して明らかにすべきである。
翻訳アプリとかチャットGPTで何とかならないもんでしょうか?
外国人を入れすぎで外国人犯罪者も増え通訳者のリソースを圧迫されるんだよ。