ビットコイン市場におけるシルクロード売却懸念は過大評価されており、影響は限定的とCoinDeskアナリストが指摘。
要約すると最近、ビットコイン(BTC)が10万ドル(約1550万円)から9万2000ドルに下落したことが、暗号資産業界における強気相場の終焉を示唆しているとされています。
しかし、ビットコインは重要な心理的節目である10万ドルを下回った水準で値固めを続けており、今後の動向に注目が集まっています。
この背景には、米司法省がシルクロード(Silk Road)から押収した6万9370BTC(約65億ドル、約1兆円相当)を清算する権限が与えられたとの報道があります。
この報道は、ドナルド・トランプ次期大統領の就任が迫る中で発表され、売却懸念が高まりました。
しかし、CoinDeskのアナリストは、これらの売却懸念が過大評価されている可能性があると指摘しています。
まず、6万9370BTCが清算される場合、売却は段階的に行われ、最良の価格を得るための戦略が取られると考えられます。
また、市場はこの売却の可能性をすでに織り込んでいる可能性が高いです。
さらに、9月以降に市場が100万BTC以上を吸収していることから、価格は約6万ドルから10万ドル以上に上昇しており、長期保有者の保有量が減少していることが示されています。
過去の例として、ドイツ政府が約5万BTCを売却した際も、市場は効果的にその影響を先取りしており、現在のビットコイン市場においても同様の状況が見られると考えられます。
これにより、シルクロードのビットコイン売却が市場に与える影響は限定的である可能性が高いとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b3f01d175fb463cbc68470faf49c5740f3fc7e21