2024年問題により、バス業界がドライバー不足に苦しみ、修学旅行が中止される事態が発生。働き方改革が逆効果に。
働き方改革の一環として導入されたこの問題は、特にトラックドライバーに対する時間外労働の上限規制が主な要因となっており、その結果、ドライバー不足が顕在化している。
バス業界では、路線バスが廃止される事態が続出し、都市部でもその影響が見られる。
さらに、観光バス業界でもドライバー不足が影響し、修学旅行がドタキャンされる事例も発生している。
これは、ドライバーの確保が難しくなり、貸切バスの手配ができないためだ。
背景には、過去のバス事故による規制強化や、インバウンド需要の増加がある。
特に、外国からの観光客が増加する中で、貸切バス業者は利益の高いインバウンド客を優先する傾向が見られ、学校関係の運賃が割安であるため、修学旅行などの需要が後回しにされることが多い。
加えて、事務所での安全確認のために必要な人員が増え、運営コストが上昇していることも業界を圧迫している。
このような状況は、働き方改革が本来の目的とは逆の結果を生んでいるとも言える。
今後、国や行政がこの問題に対してどのような対策を講じるのか、注視が必要である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/160df0592791f6731f1c7fc280c6b7a70d39ada5
コメントでは、2024年問題がバス業界に与える影響や修学旅行の中止について、多くの運転手や関連者が厳しい労働環境を訴えていました。
特に、運転手不足や長時間労働、低賃金が問題視され、これらの要因が業界の現状を悪化させているとの意見が多く見受けられました。
運転手は、出勤から退勤までの拘束時間が長く、睡眠不足の中で運転を強いられる状況に苦しんでおり、労働基準の厳守が求められていました。
また、旅行会社との関係においては、手配漏れやオーバーブッキングの問題が指摘され、バス会社に責任が押し付けられるケースも見受けられました。
修学旅行の意義についても疑問が呈され、参加者が減少することでドライバー不足の解消につながる可能性があるとの意見もありました。
加えて、業界の将来に対する懸念が広がり、IT化や労働環境の改善が必要であるとの声が多く聞かれました。
全体として、バス業界の現状に対する問題意識が高まり、根本的な改善が求められていることが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
自分の会社は貸切バスも少し営業しています。
ドライバー不足と労働時間制限ばかりがクローズアップされるが、本質は、働きに見合う給与が無いからでは無いのだろうか?
実際には休息が8時間から9時間になっただけで他は何も変わっていないのをご存じ?
修学旅行って授業の一環も。
自由参加にすれば、参加者が減るので、ドライバー不足解消の一部になると思う。
バスにしろ、鉄道にしろ毎日何百、何千もの命を預かる仕事をする人間に対する対価があまりにも低い。