ワールドが独自ブロックチェーン「ワールドチェーン」のメインネットを公開。OPメインネットからの移行も可能で、ユーザーのトランザクション処理が優先される仕組みが導入。ガス代には独自トークン「WLD」も利用可能。
この発表に先立ち、16日からは既存の「OPメインネット（OP Mainnet）」からの移行がアプリ上で可能となっていました。
「ワールド」は、AIチャットボットサービス「ChatGPT」を提供する米オープンエーアイ（OpenAI）のCEOであるサム・アルトマン（Sam Altman）氏らが立ち上げた暗号資産プロジェクトであり、アルトマン氏は開発会社「ツール・フォー・ヒューマニティ（Tools For Humanity：TFH）」の共同創業者でもあります。
このプロジェクトは、今年の4月に独自ブロックチェーン「ワールドチェーン」を夏にリリースする予定であることを発表していました。
「ワールドチェーン」は、「OPメインネット」の開発元であるOPラボ（OP Labs）が提供するブロックチェーン開発ソフトウェア「OPスタック（OP Stack）」を使用して開発されました。
このソフトウェアにより構築されたブロックチェーンは「スーパーチェーン（Superchain）」として相互接続が可能であり、これにより「OPメインネット」や米大手暗号資産取引所コインベース（Coinbase）の「ベース（Base）」、ソニーブロックソリューションラボ（Sony Block Solutions Labs）が手掛ける「ソニューム（Soneium）」、DEXであるユニスワップ（Uniswap）の「ユニチェーン（Unichain）」ともシームレスに接続できます。
「ワールドチェーン」では、「World ID」を持つユーザーが人間であると検証されると、ボットよりも優先的にトランザクション処理が行われる仕組みが導入されており、一部のガス代（取引手数料）が無料になることも発表されています。
さらに、ガス代として利用されるETHに加え、ワールドコインの独自トークン「WLD」もガス代として使用可能となることが伝えられています。
このような新しい機能により、ワールドチェーンはユーザーにとってより使いやすいプラットフォームとなることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d5ed884afcf7fcd96fce7ec7f2633e64cde594a2