CBDC活用のキャッシュレス相互送金システムの検討

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富士通とJCBがCBDCを活用し、異なるキャッシュレスサービス間の相互送金システムを検討。ホワイトペーパーで課題を整理。

要約すると富士通とJCBは、異なるキャッシュレスサービス間で中央銀行デジタル通貨(CBDC)を用いた相互送金システムの開発を検討し、その概要をホワイトペーパーとして公開しました。

CBDCは各国の中央銀行が発行するデジタル通貨であり、個人や店舗を問わず使用可能です。

これに対し、民間企業が発行する電子マネーは特定の決済業者と契約した店舗でしか利用できないため、サービス間の送金や支払いには制約があります。

日本国内では、スマホアプリを用いたサーバー管理型モデルと、Suicaカードなどのチップ管理型モデルが主流ですが、どちらも異なるサービス間での直接的な取引は難しい状況です。

富士通とJCBは、CBDCを活用することでキャッシュレスサービスの相互運用性を高めることができると考え、明治大学の小早川周司教授の監修のもと、ホワイトペーパーを通じて実現方法や法的整理、ユースケース、利便性などの課題を検討しています。

両社は、現在のサーバー管理型とチップ管理型システムの併存を前提に、異なるサービス間での送金や支払いを可能にする仕組みの構築を目指しています。

この取り組みは、キャッシュレス社会のさらなる発展に寄与することが期待されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d0d271048b263dcafa46734bbcb016ebb369e559

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