厚労省がHPVワクチンの無料接種期間を1年延長する案を発表。接種機会を逃した女性も対象にし、より多くの人が予防接種を受けられるように配慮。
要約すると子宮頸がんを予防するためのHPVワクチンに関する重要なニュースが厚生労働省から発表されました。
厚労省は、HPVワクチンの無料接種期間を来年3月からさらに1年間延長する案を示しました。
HPVワクチンは、過去に接種後に体の痛みなどの副反応が相次いで報告されたため、2013年からは積極的な接種勧奨が中止されていました。
しかし、2022年からは「有効性がリスクを上回る」との見解から、再び積極的な勧奨が行われるようになりました。
現在、接種機会を逃した女性全員を対象にした「キャッチアップ接種」も実施されています。
この接種は、対象者が1997年4月2日から2008年4月1日までに生まれた女性で、来年3月までにワクチン接種の1回目を済ませた人に適用されます。
HPVワクチンは3回の接種が必要で、最短でも4カ月の期間がかかりますが、最近の需要増加により、無料期間内に接種を完了できない可能性が懸念されています。
そのため、厚労省は27日に開催された予防接種・ワクチン分科会で、無料期間の延長案を提出し、大筋で了承されました。
さらに、延長に伴い、2009年4月1日生まれまでの女性も新たに対象となることが決定されました。
これにより、より多くの女性がHPVワクチンの接種機会を得られることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cdffd0de51188e0112d7556fd417fbecf0c6f591