現代建設がブルガリアで140億ドルの原発設計契約を締結。韓国の原発業界にとって重要な成果で、2035年の竣工を目指す。
この契約は、総額約140億ドル(約2兆1222億円)に上るもので、韓国の原発業界にとって重要な一歩となります。
現代建設は、2009年にアラブ首長国連邦のバラカ原発事業を受注して以来、15年ぶりに海外での大型原発事業を獲得した形です。
ブルガリアでは、首都ソフィアから北に200キロメートル離れたコズロドゥイ原発団地内で、110万キロワット級の原発2基を新設する計画が進められています。
現代建設は、今年から事業地のインフラ設計や許認可支援を行い、来年末には本格的な建設に向けた設計・調達・施工(EPC)契約の追加受注を目指しています。
韓国の原発業界では、全事業の半分を現代建設が占めるとの期待が寄せられています。
新設される原発は2035年に竣工予定で、コズロドゥイ原発はブルガリアの電力生産の約3分の1を担っています。
過去には老朽化した1~4号機が閉鎖され、現在はロシア製の5号機と6号機が運用されています。
今回の受注は、韓国政府が推進してきた原子力生態系復元政策の成果とされており、今後、韓国の原発関連企業は米国との技術同盟を基に欧州市場でのさらなる展開を狙う方針です。
慶熙大学の教授は、韓国水力原子力コンソーシアムがチェコでの原発建設事業を受注したことが、欧州市場進出の重要な足掛かりになると分析しています。
また、韓国の産業通商資源部と外交部は、米国のエネルギー省と国務省とともに、韓米原子力輸出と協力に関する機関間約定の仮署名を行ったことも発表しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dc0891c58c9c751a12d9db993c0b546aaa32b8c9
ブルガリアでの140億ドルの原発契約に関するネットのコメントは、多様な意見が寄せられました。
まず、技術的には問題がないとする意見がありましたが、価格や納期に関する懸念が強調されていました。
具体的には、原発が2035年に竣工する見込みについて、遅延が避けられないとの指摘があり、完成後もトラブルが続く可能性があるとの意見が多く見受けられました。
また、韓国の原発関連企業が持つ技術力に注目が集まり、韓国の原発技術が世界で評価されている一方で、日本の原発技術に対する信頼性が低下していることが懸念されていました。
さらに、原発や兵器の輸出に対する否定的な意見もあり、特に日本がこれらを輸出していないことが強調されていました。
全体として、契約の意義や影響についてさまざまな視点からの意見が交わされ、特に安全性や技術力に関する議論が活発でした。