露の団四郎さんが令和7年10月に「三代目露の五郎」を襲名することが決定。伝統文化を継承しつつ、新たな芸を追求する意欲を語りました。襲名披露公演は来年10月24日に開催されます。
要約すると大阪市北区の上方落語家、露の団四郎さん(69)が令和7年10月に「三代目露の五郎」を襲名することが発表され、13日に記者会見が行われました。
団四郎さんは、師匠である二代目露の五郎兵衛(1932~2009年)の名跡を受け継ぐことに対して「まだまだ師匠の足元にも及びませんが、私なりの五郎になっていきたい」と意気込みを語りました。
福岡県出身の団四郎さんは、昭和52年に二代目五郎に入門し、61年には「大阪にわか」の名跡「一輪亭花咲」の四代目を襲名して以来、伝統文化の継承に努めてきました。
先代の露の五郎兵衛は、平成17年に上方落語の始祖として名跡を襲名し、怪談噺や人情噺を得意としました。
団四郎さんも「怪談噺は師匠のやり方を継承したいし、新作もやりたい」と意欲を見せています。
姉弟子の露の都さんは、寄席や落語会に「露の五郎」の看板が再び上がることを喜び、「朗らかで明るい、新しい露の五郎を築き上げてほしい」と期待を寄せました。
また、団四郎さんは師匠から「お客さまのことを考えて芸をしなさい」と教えられたことを胸に、常に笑顔で芸道を進んでいく意志を示しました。
襲名披露公演は来年10月24日に大阪市中央区の国立文楽劇場で行われる予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/09e7ddf321350de6ee683bc696dde5cbafd53603