クラシコムの「北欧、暮らしの道具店」アプリが400万ダウンロードを達成し、EC売上のスマホアプリ経由率も71%に増加しました。マーケティング強化が背景にあります。
このアプリは、2019年11月にiOS版、2020年4月にAndroid版がリリースされ、4年半での成長を遂げています。
クラシコムは、SNSからの誘導に依存しないビジネスモデルを構築し、リピートユーザーの獲得や多様なコンテンツのシームレスな移動を可能にするためにこのアプリを運用しています。
特に、2019年にデータ分析チームを設立し、2023年にはマーケティングチームを組成するなど、マーケティング強化に注力してきました。
これにより、顧客生涯価値(LTV)の向上を目指し、サービス体験や広告運用の改善を行い、スマホアプリのダウンロード促進に向けた広告投資も増加しています。
また、アプリのダウンロード数が増加することで、30日間の1人あたりの平均購入金額(ARPU)は、2021年から2024年にかけて86%増加しました。
購入率や翌月継続率も上昇し、スマホアプリ経由のEC売上も増加しています。
具体的には、2021年に100万ダウンロードを達成した際のスマホアプリ経由の売上率は44%でしたが、400万ダウンロード突破時には71%にまで達しました。
この成長は、2024年7月期の連結売上70億1200万円という過去最高の売上に寄与しています。
さらに、システム開発体制を強化するため、2024年10月29日付で社外取締役の倉貫義人氏を初のCTO(最高技術責任者)として迎え入れることも発表されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6ac19effb8d6b09b3ef230178d41f5659bcc755d