江崎グリコとジェイエアが共同で、子連れの航空旅行を支援するプロジェクトを実施。液体ミルクを無料提供し、親の負担軽減を図る。
このプロジェクトは、2023年11月1日から12月15日までの期間限定で実施され、ジェイエアが運航する全便(累計1万便強)を対象に、乳児を連れた客に江崎グリコの液体ミルク「アイクレオ 赤ちゃんミルク」を1本無料で提供します。
この液体ミルクは、湯で溶かす手間がなく、常温で9カ月保存できるため、外出先での利用に適しています。
近年、災害備蓄用の需要も増加していますが、特に子連れの旅行において「外出先で使いやすい」という特長が重視されています。
江崎グリコが実施した調査によると、子供を持つ20~30代の67.6%が「飛行機旅行をためらった経験がある」と回答しており、その理由として「赤ちゃんが泣き続けたらどうにもできない」という不安が81.7%を占めています。
また、授乳やおむつ替えの手間も多くの親にとって負担です。
機内では気圧の変化が子供に影響を与えることがあり、授乳によって耳管を開かせることで落ち着く場合もありますが、シートベルト着用サインが点灯していると乗務員も着席しなければならず、調乳が難しいのが現実です。
ジェイエアは、事前にミルクを渡すことで、客が着席したまま授乳できることを期待しています。
プロジェクトの反応を見て、今後の継続的なミルク提供について検討する意向も示しています。
実施期間中は、ジェイエアの機内冊子や伊丹空港の掲示ポスターを通じて、他の乗客にもこのプロジェクトを広く知ってもらう予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ca392f5d646ae5f22eb2ee2071f5060dade1a3b1