尹大統領が施政演説に不参加し、韓首相が代読したことで政治的緊張が高まっている。野党からの批判が強まり、国会の正常化が求められる中、政局の行方が注目される。
要約すると尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が2025年度予算案施政演説に参加しなかったことが、韓国の政治シーンで大きな波紋を呼んでいる。
通常、施政演説は大統領が直接国会で行い、来年度の政府財政計画を説明する重要な機会であり、国民や国会に対する尊重の象徴とされてきた。
しかし、尹大統領は12年ぶりにこの慣行を破り、韓悳洙(ハン・ドクス)首相が代読する形となった。
尹大統領の不出席の理由としては、野党の攻撃が激化し、弾劾の声が高まったことが挙げられている。
与党「国民の力」の幹部は、施政演説を行いながら予算案の通過を求めることが適切か疑問を呈し、野党は不参加に抗議するために首相に対してヤジを飛ばす場面も見られた。
野党の共に民主党は、尹大統領の責任放棄を批判し、国会での発言を求めるプラカードを掲げるなど、強い反発を示した。
尹大統領は以前にも施政演説の際に野党のボイコットを経験しており、今回の不参加は政治的対立が深刻化していることを示している。
政界の重鎮たちは、施政演説を放棄することは国政運営において良い結果を生まないと警鐘を鳴らしており、国民の不安を増大させるだけだと指摘している。
尹大統領がこの状況をどう打開していくのか、今後の動向が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2489046f1bc0829702d3d07c68f6347b32e14566