メルカリの山田進太郎氏が米国のCEOに就任し、業績改善を目指す新戦略を展開。苦戦する米国事業の再成長を図る。
山田氏は引き続き日本の代表執行役CEOも兼任し、米国事業の成長にさらに注力する意向を示しています。
メルカリUSは近年、業績が厳しく、2024年6月期の売上高は前年同期比で9%減少し293百万米ドル、赤字は17百万ドルに達しています。
また、総流通額(GMV)も前年同期比で10%減少し、913百万ドルとなっています。
4月には手数料モデルの変更を行ったものの、業績改善には繋がっていない状況です。
現執行役でグローバル戦略担当のジョン・ラーゲリン氏は、2024年12月31日をもって退任することが決まっています。
メルカリは2025年6月期の第1四半期決算を発表し、売上収益は前年比1%増の449億円、コア営業利益は13%減の40億円でした。
通期GMVは2,576億円で前年同期比5%増を記録していますが、マーケットプレイス事業のGMV成長率は前年同期比で10%増を目指しているものの、プロダクトアップデートの効果は限定的で、マーケティング施策の効果も期待を下回っています。
Fintech部門ではコア営業利益が4億円で、2期連続の黒字を達成しています。
債券残高も2,000億円に達し、前年同期比52%の成長を見せています。
メルカリUSは、4月に販売手数料無料化を実施しましたが、期待された効果が得られず、外部環境の影響も受けてGMVのマイナス成長が続いています。
これを受け、山田氏が統括する新体制で再成長を目指す戦略を検討していくとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f9f1f744a82939fadd94f1a87ae6c4c4c9403730