キヤノンMJが金融DXを支援する「本人確認支援ソリューション」を発表。デジタル化で業務効率化と顧客サービス向上を目指す。
要約するとキヤノンマーケティングジャパン（キヤノンMJ）は、金融業界のデジタルトランスフォーメーション（DX）を促進する「本人確認支援ソリューション」を発表しました。
このソリューションは、営業店舗での本人確認プロセスをデジタル化し、正確かつ安全な手続きを実現することを目指しています。
近年、金融犯罪が高度化している中、デジタル庁は2024年6月からマイナンバーカードを用いた公的個人認証（JPKI）に統一する方針を打ち出し、金融機関に対しても本人確認の厳格化が求められています。
これに応じて、キヤノンMJは、本人確認書類の真偽判定をデジタル化し、既存の金融機関サービスやシステムと連携することで業務効率化と顧客サービスの向上を図ります。
具体的には、「個人認証カードリーダー ID-MY2」を使用し、マイナンバーカードや運転免許証の情報を読み取ることで本人確認を行います。
さらに、タブレット端末のカメラを用いて容貌の照合を行い、信頼性の高い本人確認を実現します。
このソリューションは、金融機関の業務プロセス改革を支援し、口座開設やバックオフィス業務の負担を軽減します。
また、ID-MY2はデータをデバイスに残さず、暗号化技術を使用してセキュリティを確保しています。
キヤノンMJは、みずほ銀行向けにこのソリューションを活用したサービスを開始し、本人確認書類の真正性を確認することで不正な口座開設を防止しています。
今後は通信業や不動産業など、他の業種にもこのソリューションを展開し、広範なDX支援を行う予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/161db0b60a54ddb456362bd0e5eba08af87ca7d9