2025年の企業倒産予測で、63.0％が増加を予想。物価高の影響で売上は伸びるも、利益は厳しい見通しが続く。
この数字は、昨年の調査結果56.7％から6.3ポイントの上昇を見せており、企業の倒産が本格的に増加する兆しを示しています。
2024年の企業倒産件数は9,164件と前年同期比で16.2％増加しており、年間1万件を超えるペースで推移しています。
この背景には、コロナ禍での資金繰り支援が終息し、企業の淘汰が進むという現実があります。
調査は、2024年12月2日から9日にかけて実施され、6,697社からの有効回答を集計しました。
業績予想に関しては、売上は「増収」と答えた企業が40.9％に達する一方で、利益については「増益」と「減益」がほぼ拮抗しており、物価高の影響から慎重な見通しが広がっています。
特に、原材料や人件費、エネルギー価格の高騰が企業の利益を圧迫しており、多くの企業が「利益なき繁忙」に直面することが予想されます。
業種別に見ると、織物・衣服・身の回り品小売業では91.6％が倒産増加を予測しており、逆に宿泊業はインバウンド需要の影響で減少を見込む企業が多い状況です。
このような厳しい経済環境の中で、企業は今後の戦略を再考する必要があるといえるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fe943b9d58abaace3a841f42cfec38b77045d80e
コメントの中には、コロナ禍で融資を受けながら従業員の生活を維持していた中小企業が、物価や人件費の高騰に直面し、返済が難しくなっているという懸念が多く寄せられていました。
売上や利益が上がっても、価格転嫁がうまくいかず、苦しい状況にある企業が増えれば、取引先を失う大企業も影響を受けるのは避けられないと指摘されていました。
このまま倒産ラッシュが続けば、大不況やリストラの時代が到来する可能性が高いと考えられ、多くの人が対策を求めていました。
求人倍率が上昇していることも、経済の変化を示す一因として挙げられていました。
また、物価の上昇に対し、消費者が相応の対価を支払わないことが問題視され、労働者が賃金を貯金して消費に回さないことが経済に悪影響を与えているとの意見もありました。
さらに、経費削減を叫ぶ人々が実際にお金を使わない矛盾や、競争が過剰な業界の縮小を望む声も見受けられました。
全体として、経済の現状に対する不安と、改善に向けた意見が多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
コロナ禍で融資受けながら従業員の生活維持していた中小企業とかも、物価高騰で苦しくなる企業さんも多いと聞きます。
実際、求人有効倍率も昨年の0.8位から1倍になっております。
減収減益で融資受けて粘ってやってる赤字会社もいるね。
経費削減、無駄遣い騒ぐ人からは、モノを買わない！
競合含め会社数多すぎるからガンガンシュリンクしてくれて構わん。