中国の「双減」政策施行3年目、教育格差拡大と入試負担感の軽減が実現せず、保護者の不安が増大。
この研究は、韓国で開催された現代中国学会秋季学術大会で紹介され、中国主要都市の保護者を対象にした深層インタビューをもとにしたものである。
調査は、教育に熱心な地域の中産層保護者を対象に行われ、政策の実質的な認識や受容度について分析が行われた。
チェ・ウォンソン研究委員は、双減政策が導入されたものの、その効果は薄く、逆に私教育市場の陰性化を進めたと指摘した。
特に中学校では、入試を控えた先行学習が依然として盛んであり、政策の効果が見られない。
さらに、私教育の陰性化により教育情報の獲得が難しくなり、経済的な教育不平等が深刻化している。
調査によると、保護者が強制的試験禁止措置によって子どもの学業能力を把握できず、責任を教師に転嫁するケースが増えている。
また、教師の業務負担が増加し、ストレスも大きくなっている。
調査結果は、親の学歴が高いほど政策に対する満足度が低く、入試に対する不安が残っていることを示している。
経済的余裕のある家庭は裏で私教育を行い、教育格差がさらに拡大している。
特に「双減」政策に否定的な保護者が多い理由は、入試に対する不安から来ている。
政策施行後、学校での優秀生選抜が行われている事例も見られ、家政婦を家庭教師として偽装雇用する動きもある。
全体として、調査は従来の研究では見過ごされがちな保護者のリアルな意見を反映し、政策の効果を問う重要な要素を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ca8c4946f8aa1fe0cbecfc9fb9fee9eea2c3f472
中国の「双減」政策に関するコメントは、教育格差や保護者の不安に焦点を当てていました。
多くのコメント者は、学力向上を目指すあまり、子どもたちの学校生活が圧迫されていると感じていました。
特に、学習塾の禁止については理解できないという意見が多く、塾や家庭教師が若者や高齢者にとっての雇用機会であることが強調されていました。
また、教育制度の見直しが必要であり、個別指導や補助者を設けることで、全ての生徒が理解できる授業を提供できるのではないかと提案されていました。
さらに、学力偏重の教育が子どもたちの心身に悪影響を及ぼす可能性についても懸念が示され、社会全体の教育環境の改善を求める声が多かったです。
過去の政策や他国の状況と比較しながら、教育のあり方を考える必要性が語られ、国の未来を見据えた意見が寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
どの国よりも学力をあげたいのなら生徒の学校生活を充実させるためには補助者をもうけて授業は全員が理解するように個別に教える人が5名ほどいてみんなが授業を理解して次のページに進み又生徒間の問題や保護者からの要望を担当する者がその日の問題を持ちより5名の補助者と教師でチームで問題を解決していく事が出来れば物事を理解した生徒から新しいアイディアが提案され子ども達が社会に出ていくことが楽しみに出来るようになぜしないのだろう。
学習塾を禁止するなど理解できない政策を強引にするからいろんな方法で勉強する。
大学に通らなければ将来がないなら親も必死だ。
とにかく学力偏重の教育が、子供の心身の成長に悪影響が必ず及ぼすことに。
ポルポト政権のカンボジアでは高度の教育を受けたものは国家への反逆の手段を画策する恐れがあるとして粛清された。
筒井康隆の廃塾令を思いだす。