ディズニーは11月14日にQ4決算を発表予定。収益は225億ドル、EPSは1.11ドルと予想され、ストリーミング事業の好調が全体を支える見込み。しかし、リニアTV事業は低迷し、テーマパーク事業の見通しは不透明。
要約すると米ディズニーは2024年度第4四半期(Q4)決算を11月14日に発表する予定で、収益は市場予想を上回る225億ドル(約3兆4420億円)と見込まれている。
EPS(1株あたりの純利益)は1.11ドルと前年同期の0.82ドルからの増加が期待されているが、業績には事業セグメントによるバラつきが見られる。
特に「エンターテインメント」セグメントでは、リニアTV事業が広告収入やアフィリエイト収入の減少により低迷しており、Q3の収益は前年同期比約7%減の27億ドルとなった。
一方で、ストリーミング事業は好調で、Disney+の加入者数は前四半期に約70万人増加したものの、全体の伸びは緩やかである。
ストリーミングサービスからの月額料金収入や広告関連収入は増加しており、ディズニーは収益化に向けた施策を続けている。
特に、ディズニープラスの値上げを計画しており、これが今後の利益率向上に寄与する可能性がある。
テーマパーク事業はコロナ禍からの回復を見せているが、コスト増加や入場者数の正常化による影響が懸念されているため、短期的な見通しは不透明である。
全体として、ストリーミング事業の好調がディズニーの業績を支える要因となりそうだが、各事業のパフォーマンスの違いが今後の結果に影響を与える可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/76c26889fd22868a37b7ecdac85f605dcac5be2c