日立ソリューションズがSDV向けのモデルベース開発支援ソリューションを発表。新モジュールにより、異なるモデルをシームレスに接続し、テスト工程の短縮と品質向上が可能に。
このソリューションは、特にSDV(Software Defined Vehicle)に向けて設計されており、テスト工程の短縮と品質向上を目的としています。
新たに提供される「シミュレーション環境同期接続モジュール」は、11月1日から利用可能となります。
自動車メーカーやサプライヤーは、米The MathWorksの「MATLAB/Simulink」を用いてMILS(Model In the Loop Simulation)やSILS(Software in the Loop Simulation)を開発していますが、モデルのバージョン管理や秘匿化されたモデルの混在が課題となっていました。
この新モジュールは、異なるバージョンや秘匿化されたモデルを同期接続し、統一したシミュレーション環境を構築することなくシミュレーションを実行できるようにします。
また、クラウド上のシミュレーション環境でも利用可能で、分散開発にも対応しています。
企業はこのモジュールを活用することで、設計上の問題やリスクを早期に発見し、工数を削減しつつ品質を向上させることができます。
これにより、SDVに向けたフロントローディングの実現が期待されます。
日立ソリューションズは、今後も車載ソフトウェアの開発を通じて、より安全で快適なスマートモビリティ社会の実現を目指し、持続可能な社会への貢献を続けていくとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5ef3e0a1900f014cb553eeb8b1b0684681cde348