病院給食の運営が厳しい中、フォーラムで課題解決に向けた議論が行われ、物価高騰の影響や報酬改定の必要性が強調された。
食材費やエネルギー価格の高騰により、病院給食の運営は厳しい状況にあり、厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会が2024年6月から施行する入院時食事療養費の30円値上げも、物価上昇には追いつかないと指摘された。
病院の給食運営には人件費や衛生管理費などが含まれ、全国の多くの病院の給食部門は赤字運営が続いている。
特に、最近の米価格の高騰が給食の収支を圧迫している。
フォーラムには、全国の病院の栄養管理部門のトップや食品メーカー、大手給食サービス企業の代表者約100名が参加し、課題の整理と解決策が模索された。
利光久美子氏は、物価高騰分を回収するためのさらなる報酬改定が必要と強調し、野本尚子氏は、国際的な原材料価格の上昇やエネルギーコストの増加が業界に与える影響を説明した。
中村仁彦氏は、栄養価を満たすための献立変更の現状を語り、特に物価高騰が献立に与える影響を指摘した。
また、原浩祐氏は、嚥下調整食品の活用による医療費抑制の可能性について言及し、塩崎政務官は、厚生労働省の支援を強調した。
病院給食の維持と改善に向けた取り組みが今後も重要であることが確認された。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a3ba80be1919c1a5496691656660c0df534f4feb
病院給食や介護施設の食事に関するコメントが多く寄せられ、医療費や給食費の負担、そしてその質についての懸念が表明されました。
多くの人が、病院給食が患者やその家族にとって重要であり、安心して食事が提供されることが望ましいと感じていました。
しかし、現在の給食費が高騰し、医療機関の経営が厳しくなっていることも指摘されていました。
特に、医療材料や人件費の高騰に対して診療報酬が追いついていないため、病院の経営が圧迫されているとの意見がありました。
また、病院食の質が低下しているとの声もあり、食材費が十分に確保されていないことが問題視されていました。
給食の質を向上させるためには、患者の自己負担が必要だとする意見もありましたが、同時に、医療の質を維持するためには持続可能な経営が求められていることが強調されていました。
全体として、病院給食の質や経営の厳しさに対する多様な意見が交わされ、今後の改善が期待されていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
病院給食や介護施設の給食にも、感謝です。
医療に限らず介護も格安ですね。
自分で生命保険の入院保証を大概の人がかけているんだから。
給食費だけでは無く、医療材料、人件費、光熱費も高騰しています。
名古屋市立大学病院の給食美味しかったよ。