朝ドラ「おむすび」が全国的に視聴率低迷。制作側は「テンポが遅い」「家族の描写が薄い」と指摘し、視聴者の関心を引けず苦戦しています。
ビデオリサーチの調査によると、札幌では世帯視聴率が10%を下回る寸前で、関東では全回平均が過去最低を更新する可能性があるなど、関西の制作局がある地域でも低水準が続いています。
特に、初回から批判されていた「おむすび」の視聴率は、放送が進むにつれてますます厳しくなり、最近のデータでは札幌の世帯視聴率が11.0%、関東が13.1%、名古屋が14.7%、関西が11.9%、北部九州が12.3%と、朝ドラとは思えない低水準が続いています。
これに対し、2023年度上期の「らんまん」や下期の「ブギウギ」、上期の「虎に翼」といった作品は、世帯視聴率が16%以上を記録しており、明らかな差が見受けられます。
「おむすび」の視聴率は、過去の作品と比較すると基準値を下回る可能性があり、特に関東の世帯視聴率は、過去最低の「ウェルかめ」を下回る恐れもあります。
制作局である大阪放送局はPR活動を続けていますが、関西においても視聴率は芳しくありません。
民放のドラマ制作者やNHKの関係者は、「おむすび」の人気が上がらない理由として、「テンポが遅い」や「家族の描写が薄い」と指摘しています。
視聴率が全てではないとしつつも、朝ドラや大河ドラマは大衆に広く受け入れられる作品を制作することが求められており、視聴率を重視するNHKの姿勢が問われています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ab0e0768a09149547ffc1574e8c167b3d1a871a0
「おむすび」に対するコメントは、視聴者が抱く様々な感情や意見を反映していました。
多くの視聴者は、ドラマのテンポの悪さやストーリー展開の不明瞭さを指摘し、特に初期のエピソードにおいては内容が散漫であるとの意見が多かったです。
ギャルを題材にしたキャラクター設定も、主な視聴者層である中高年層には受け入れられにくかったようです。
視聴者の中には、震災をテーマにした重い内容が朝ドラらしさを欠いていると感じた人もおり、「朝から明るい雰囲気を求める視聴者には合わない」との声もありました。
また、過去の名作と比較してしまう視聴者も多く、特に「カーネーション」や「虎に翼」との違いが際立っていたようです。
さらに、視聴者は登場人物の表情や演技に違和感を覚えることが多く、特に主人公に魅力を感じないという意見が目立ちました。
視聴者は、ドラマが描くべきテーマやキャラクターの深みが不足していると感じ、視聴を続けることに対する疑問を持っていたようです。
全体的に、視聴者は「おむすび」に対して期待していたものとは異なる内容に失望しており、視聴率の低迷を引き起こす要因となっていたようです。
ネットコメントを一部抜粋
「つまらないことは分かる。
」
「今のドラマや役者がチープに感じる。
」
「朝ドラは明るさや気軽さを求める層からウケが悪い。
」
「視聴者をリフレッシュさせなければ今後は続かない。
」
「登場人物たちの表情が不快な気持ちにさせる。
」