NPBがフジテレビの取材パスを没収した問題について、スポーツライターがその傲慢さを批判。視聴率低下やスポンサーへの配慮も影響していると指摘。
スポーツライターの津田俊樹氏は、この行為を「傲慢さ」と批判し、NPBの越権行為であると指摘しています。
フジテレビは、同時刻に放送されたワールドシリーズのダイジェスト版に対してNPBが激怒し、取材パスを取り上げたとされています。
この行動に対し、津田氏は「テレビ局には編成権があり、視聴者のニーズに応えるのがテレビ局の役割である」と述べ、NPBが取材活動を妨害する権利はないと強調しています。
また、NPB幹部がスポンサーを含めた日本の野球界全体への配慮から、強硬手段に出た可能性があると指摘しています。
特に、2014年から日本シリーズの冠スポンサーとなっているSMBCへの忖度が背景にあると考えられます。
さらに、視聴率の低下も問題視されており、第1戦の世帯平均視聴率が10.5%、第2戦が6.9%と低調であることが指摘されています。
対するフジテレビのワールドシリーズのダイジェスト放送はそれぞれ8.1%、5.6%であり、大谷翔平選手の人気が影響しているとされます。
津田氏は、NPBがフジテレビに文句を言う前に、メジャーリーグに負けない魅力的なコンテンツを提供することが重要だと述べています。
また、大谷選手が左肩を亜脱臼しながらワールドシリーズに出場していることも触れられ、彼の体調に懸念が示されています。
この記事は、NPBの対応や日本シリーズの現状に対する批判的な視点を提供しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5d3861bc6852d4a2c1a6d9b4a98cb24af326234c
NPBの取材パス没収問題に関するネットのコメントは、主にメディアとNPBの関係性や報道の自由についての意見が多く寄せられていました。
特にフジテレビの行動に対して批判的な声が多く、視聴者からはNPBの立場を理解する意見が目立ちました。
フジテレビが日本シリーズとワールドシリーズの再放送を同時に放送したことや、取材パスを没収されたことが、メディア側の報道の自由を侵害するのではないかという意見もありましたが、一般の人々はNPBの判断を支持する声が多かったようです。
特に、フジテレビの取材方法や放送時間に対する配慮が欠けていたとの指摘があり、NPBの立場を理解しつつ、メディアには更なる配慮が求められているとの意見が見受けられました。
また、メディアとスポーツ界の関係についても、互いに協力し合う必要があるとの意見が多く、視聴者の期待に応えるためには、両者の関係が重要であることが強調されていました。
全体として、NPBの対応に理解を示しつつも、フジテレビの行動に疑問を呈するコメントが多かった印象です。
ネットコメントを一部抜粋
この津田というライターの発言こそが、マスコミの思い上がりと思いますけどね。
許可する側が意に反することをする団体に取材させないのは当然だと思う。
日本の野球を見てもらえる様に、野球に馴染みの無い国を開拓していったりしてほしい。
報道の自由は取材に応じる義務を科すものではないし、NPB側のスポンサー忖度をあげつらうのはおかしい。
NPBはフジテレビに文句を言うヒマがあったら、メジャーに負けない魅力あるコンテンツをつくるのが仕事でしょう。