映画「海の沈黙」の記者会見が札幌で行われ、主演の本木雅弘や小泉今日子らが登壇。作品は贋作事件を背景にしたヒューマンドラマで、11月22日に公開予定です。倉本聰が36年ぶりに映画脚本を手掛けたことも話題に。
この作品は、倉本が36年ぶりに映画の脚本を担当したもので、11月22日に全国公開されます。
本木は作品について「倉本さん独特の大きなくいが刺さっているような作品」とコメントし、小泉は「私たちが今受け止めるべきメッセージがある」と語りました。
物語は、日本人画家の展覧会で発生した贋作事件を背景に、若き日に消息を絶った天才画家(本木)の秘めた思いや美と芸術への怨念、忘れられない過去が描かれるミステリアスなヒューマンドラマです。
小泉は画家のかつての恋人、菅野は画家の別の顔である彫師と出会うバーテンダーという役を演じています。
本木と小泉が共演するのは、1992年のフジテレビ系ドラマ「あなただけ見えない」以来31年ぶりとなります。
また、倉本が映画脚本を手掛けるのは88年の高倉健主演「海へ~See you~」以来のことです。
本木は、倉本作品に出演することに戸惑いながらも、倉本が「最後のつもりで」と言ったことを受けて出演を決めたと述べました。
孤高の天才画家という役は難易度が高く、本木は「私が登場するのは全体の3分の1くらいで、他の登場人物によって私のキャラクターが語られていくスタイル。
感情移入してもらうための準備がないだけに、独り善がりの演技に見えてしまうのではと悩んだが、出来上がった作品を見て、キャラクターがしっかりと存在していることを実感した」と語りました。
若松監督が加えたほのかなラブロマンスも、作品に新たな深みを与えているようです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bb4bf9d6db536e827b14f7ef065479563c2b0903