渋谷富ヶ谷の6.5億円不動産詐欺事件で、弁護士所長が認知症を理由に責任を回避しようとしている。記憶力の衰えを訴えつつも、事務所の責任者としての自負を示す彼の陳述が注目されている。
要約すると渋谷富ヶ谷で発生した6.5億円の不動産詐欺事件に関連し、弁護士事務所の所長である諸永氏が認知症を理由に自身の記憶力の衰えを訴え、裁判での責任を回避しようとしている。
この事件は、土地所有者になりすまし土地を売却する「地面師」と呼ばれる詐欺集団によるもので、彼らは近年さらに洗練された手口で犯行を重ねている。
諸永氏は、訴訟事件に関する書類の作成は自ら行うが、記憶力の低下により最近の出来事を全く覚えていないと主張している。
彼は、記憶が曖昧である一方で、弁護士事務所の責任者としての自負を持っていることも示している。
具体的には、他の弁護士が作成した書類に対しては必ず目を通し、了解のもとで捺印していると述べているが、報酬の金額などの詳細は忘れてしまったと認めている。
このような状況の中で、諸永氏は自らの責任を回避し、他の関係者に罪を擦り付けようとしているようにも見える。
裁判では、彼の陳述書が提出され、記憶力の衰えがどのように影響しているのかが焦点となる。
事件の背景には、戦後から続く「地面師」問題があり、今回の事件もその一環として注目されている。
Netflixのドキュメンタリーや著書『地面師』などでも取り上げられているこの問題は、法的な責任や倫理が問われる重要なテーマとなっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fe9cc2b802f5c4f6ac09f0f3f1adb9c9280be82f