2023年、パナソニックはアマゾンと提携し動画配信対応テレビを開発、ソニーはMiniLED液晶で勝負。国内市場では中国勢が台頭しており、両社の反撃が注目される。
パナソニックは、アマゾンと提携し、動画配信対応のテレビを共同開発することで、視聴環境の変化に対応しようとしている。
特に、主力の「ビエラ」シリーズにアマゾンの「ファイアTV」を搭載した新製品を発売し、テレビ番組とネット動画の一覧表示や音声操作機能を強化した。
この動きは、増加する有料動画配信サービスの利用者に応えるもので、調査によれば、2023年には31.7%の人々が3カ月以内に有料動画配信サービスを利用した経験があるという。
また、パナソニックは約10年ぶりに北米市場に再参入し、アマゾンとの提携を活かして販売拡大を目指す。
一方、ソニーは、他社が有機ELテレビに注力する中、明るさを生かした「MiniLED」搭載の液晶テレビを最上位機種として選択した。
ソニーの足利裕二統括部長は、「リビングで最高の映画体験を提供したい」と語り、テレビの大画面化が進む中で、75インチ以上の出荷台数が前年同期比で1.2倍以上に増加していることを強調している。
液晶テレビは有機ELに比べて大型化しやすく、価格も抑えられるため、映画の没入感を高める要素となっている。
国内市場では、中国勢がシェアを拡大しており、パナソニックとソニーの戦略が成功するかどうかが注目されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1d873aea281fd2fbd0a6e08322a14c9fc4edaea2
パナソニックとソニーのテレビ市場に関するコメントでは、日本の家電メーカーが抱える課題や、海外製品の影響が強調されていました。
特に、シャープやパナソニックが過去に成功を収めた液晶テレビ市場において、競争が激化していることが指摘されていました。
また、ハイセンスやLGなどの海外メーカーが安価で高性能なテレビを提供しているため、消費者はコストパフォーマンスを重視する傾向にあるようです。
これに対し、日本メーカーは画質や機能にこだわりすぎているとの意見もあり、特に高額な製品に対しては消費者が手を出しにくい状況が続いているとのことです。
さらに、デジタル化や規制の影響で視聴者が離れているとの指摘もあり、今後の市場環境を考える上での重要な要素となっているようです。
特に、テレビがモニターとしての役割を果たす時代になり、若い世代がテレビを購入しない傾向があることも影響していると考えられます。
こうした背景から、日本の家電メーカーが再生し、競争力を取り戻すためには、消費者のニーズに合った製品開発が求められるとの意見が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
シャープが液晶で成功したのはブラウン管を持っていなかったから液晶テレビに全振りできた。
パナソニックやソニーは高いだけあって画質は素晴らしい。
日本メーカーは画質画質って言うけど、正直プロでもそこまで差がわからない。
白物家電はことごとく海外企業に買収され、名前が変わったりしている。
今やテレビはモニターでしか無いってことだと思います。