台北市の和平新生歩道橋撤去計画に市民団体が反発。映画やMVの撮影地として知られ、撤去理由に疑問の声が上がる中、工事は先送りに。
要約すると台北市大安区に位置する和平新生歩道橋の撤去計画に対して、市民団体から強い反対の声が上がっています。
この歩道橋は、映画やミュージックビデオの撮影地として知られており、多くの人々にとって思い出の場所となっています。
市は2024年11月4日から撤去工事を開始する予定でしたが、市民からの反発を受けてその方針を先送りすることを決定しました。
和平新生歩道橋は1982年に完成し、42年の歴史を持つ構造物で、エドワード・ヤン監督の「ヤンヤン 夏の想い出」やアン・リー監督の「恋人たちの食卓」など、数々の名作が撮影された場所です。
また、レイニー・ヤンやメイデイ、少女時代のヒョヨンなどのMVにも登場しています。
台北市は、供用年数が40年以上の歩道橋を撤去する方針を掲げており、安全性や交通環境の整備を理由にしています。
しかし、2015年にも撤去が提案され、近隣住民の反発により見送られた経緯があります。
今年7月に再び撤去の提案があり、市は撤去を決定しましたが、工事予定の案内が掲示されると市民の反発が強まり、署名活動や抗議行動が行われました。
撤去に反対する市民団体は、撤去理由が不明確であり、構造的な問題が指摘されていないことを挙げて市に科学的根拠を求めています。
市工務局は、歩道橋が現在の交通の考え方に合わなくなっているとし、撤去を進める方針を強調しています。
市交通局は、他の交差点で歩道橋を撤去した結果、交通事故が減少した事例を紹介し、撤去が安全性向上に寄与することを説明しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9948d0371ed8ad4db5a9ae02c040a8150c083a5a