AIを活用した動画アップスケールツール「Video2X」がv6.0.0にアップデート。動作速度と出力品質が向上し、初心者でも使いやすいGUIを搭載。オープンソースでWindows/Linuxに対応。
この新しいバージョンでは、プロジェクトがC/C++で完全に書き直されており、動作速度が大幅に向上したことが特徴です。
「Video2X」は、機械学習を活用して動画ファイルのアップスケール(超解像)とフレーム補間を行うフレームワークで、C++ライブラリ「libvideo2x」とコマンドラインツール「Video2X CLI」、さらに「Qt 6」を用いたクロスプラットフォーム対応のGUI「Video2X Qt6」から構成されています。
特に「Video2X Qt6」は、マウス操作で簡単に扱えるため、初心者でも手軽に利用可能です。
日本語にも対応しており、ユーザーにとって使いやすい設計が施されています。
新しいバージョンでは、「Anime4K」v4.0と「RealESRGAN」を導入することで、出力品質が大幅に改善され、アニメーション動画の処理に特に適しています。
また、アップスケール処理にはディスクスペースを必要とせず、最終出力時のみディスク領域を消費するため、効率的な運用が可能です。
さらに、他のプロジェクトへの統合を容易にするために、標準C関数がエクスポートされている点も注目されます。
現在、ドキュメントは作成中であり、フレーム補完機能も近日中に実装予定です。
「Video2X」は、WindowsおよびLinuxに対応したフリーソフトで、オープンソースとして開発が進められており、GitHubのプロジェクトページからダウンロードが可能です。
編集部では、Windows 11での動作確認も行われています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/601d420150754fa4cacfd8d60865c2a04fd4db11