住友商事グループのSCSKがネットワンシステムズを3600億円で完全子会社化するTOBを発表。両社は経営統合を目指し、シナジー効果が期待されています。
要約すると住友商事グループの中核IT企業であるSCSKは、システム開発を行うネットワンシステムズを完全子会社化するため、TOB(株式公開買い付け)を実施することを発表しました。
取得額は約3600億円で、ネットワンシステムズもこの提案に賛同しています。
両社は経営理念や企業文化が似ており、事業が相互に補完し合う関係にあるため、将来的な経営統合を視野に入れた議論を重ねてきました。
この完全子会社化の目的は、両社のエンジニアリングサービスを融合させることで、事業構造の転換を図ることです。
さらに、公開買い付けに関する契約書も同時に締結されており、経営統合によりネットワークやセキュリティー、クラウド、アプリケーションの提供を一体化したデジタルサービスの展開が期待されています。
これにより、単なる資本提携や業務提携を超えた多様なシナジーが生まれるとされています。
TOBでの買い付け価格は1株あたり4500円で、買い付け期間は7日から12月18日まで。
全株取得ができない場合には、株式売渡請求や株式併合の手続きが行われる予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7233e52c16762cf6c6e113c1ee5ea32ce45d55fa