電気やガスを使わず、新聞紙で簡単においしいご飯が炊ける「魔法のかまどごはん」が話題に。防災意識の高まりが背景に。
このため、防災意識が高まり、多くの家庭が防災グッズを備えるようになっています。
しかし、自然災害は予測が難しいため、備蓄品の定期的な確認も重要です。
そんな中、電気やガスを使わずに炊きたてのご飯が楽しめる炊飯器「魔法のかまどごはん」が注目を集めています。
この製品は、タイガー魔法瓶が2023年8月に発売したもので、新聞紙を燃料にしてご飯を炊くことができるのが特徴です。
発売から1年で累計販売台数は1万3000台を超え、人気を博しています。
この製品の開発を担当した村田勝則氏は、以前カスタマーサービスグループに所属しており、社内での炊飯器の内鍋廃棄問題に直面していました。
そこで、廃棄をせずに再利用できる製品を考えたのがきっかけです。
タイガー魔法瓶は関東大震災の年に創業し、震災時にも割れない魔法瓶で知られる企業です。
この背景から、防災面での活用を重視し、被災者の意見を取り入れて製品を開発しました。
村田氏は、震災時に電気がないためにご飯が炊けない苦労を聞き、電気やガスを使わずにご飯を炊ける炊飯器のアイデアを思いつきました。
さらに、この製品は防災用品としてだけでなく、日常生活でも使いたくなる「おいしさ」にもこだわっています。
新聞紙を利用した炊飯のアイデアは、30年前のアルバイト経験から生まれたもので、試作機の開発を経て、内鍋のリユースを実現しました。
新聞紙1枚で簡単に炊飯でき、44ページ分で5合のご飯が炊けるため、手軽に入手・保管できる点も魅力です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5e2fdf9bf58316fa15904cb2d8ee9ef0f6c0ba5e