トランプ次期米大統領が、国連大使に下院議員エリス・ステファニク氏を指名。彼女は親イスラエルで国連に厳しい姿勢を持つ注目の若手政治家。国連外交の転機が訪れる可能性。
ステファニク氏は国連に対して厳しい態度を持つ政治家として知られ、特に親イスラエルの立場を強調していることから、共和党の若手の注目株とされています。
彼女は、昨年12月に行われた下院委員会の公聴会で、ユダヤ人へのジェノサイドを呼びかける学生に対して「状況次第だ」と発言し、大きな反響を呼びました。
この発言により、ペンシルベニア大学の学長を辞任に追い込むことになった経緯もあり、トランプ氏の副大統領候補としても名が挙がった経験があります。
最近では、パレスチナ自治政府がイスラエルの国連加盟資格剥奪を追求する場合、米国は国連への分担金支出を「完全に再評価」する必要があると述べ、国連への姿勢が変わる可能性を示唆しています。
トランプ氏はステファニク氏を「信じられないほど強く、タフで賢い」と称賛し、彼女を閣僚として扱う意向を示しました。
ステファニク氏はハーバード大学を卒業し、2014年には当時最年少の30歳で下院議員に当選しました。
当初は穏健派と見られていましたが、地元選挙区でトランプ氏の支持者が増えるにつれ、親トランプ派に変わりました。
外交や安全保障の経験は乏しいものの、現在は下院党会議議長を務めています。
米国連大使は歴史的に重要なポジションであり、過去にはブッシュ元大統領やオルブライト元国務長官がその職を務めていました。
トランプ政権下で国連大使を務めたヘイリー氏も、トランプ氏に挑戦して敗れた共和党候補の一人です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2bff0ebb0322cf33cde4506a881d19c0a90432d0