米国酪農場での鳥インフル感染拡大の懸念

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米CDCの報告で、酪農従事者の7%が鳥インフル(H5N1型)の感染歴を示す抗体を保有していることが判明。未発見の感染者が多数存在する可能性がある。

要約すると米疾病対策センター(CDC)が発表した新たな報告によると、コロラド州とミシガン州の酪農従事者を対象に行った血液検査で、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の感染歴を示す抗体を持つ人が7%に達したことが明らかになった。

この調査は、今年の6月から8月にかけて、鳥インフルエンザに感染した乳牛の世話をしていた115人の酪農従事者から血液サンプルを採取し、聞き取り調査を行った結果である。

調査対象者の多くは、搾乳や糞尿の清掃といった作業を行っており、その中で感染した牛が陽性と診断された時期に体調を崩した人もいた。

興味深いことに、抗体が検出された8人のうち、CDCが推奨する高性能マスクを使用していた人はおらず、目の防護具を着用していたのはわずか3人だった。

感染歴が確認されなかった人の中でも、搾乳室の清掃を行った人は約40%にとどまるなど、感染リスクの高い作業が特定されている。

CDCは、感染した牛の乳にウイルスが大量に含まれているため、搾乳室の清掃が特に危険な作業であると警告している。

さらに、CDCは米国内でのH5N1型のヒト感染事例が44件確認されていると報告しており、今回の調査結果は実際の感染者数がはるかに多い可能性を示唆している。

全米で鳥インフルエンザに感染した乳牛が確認された酪農場は440カ所に上り、コロラド州とミシガン州の調査結果がすべての酪農場に当てはまるとすれば、感染歴のある酪農従事者は数百人、あるいは数千人に及ぶ恐れがある。

これに加え、ロサンゼルス郡の下水検査でもウイルスが検出されており、未発見の感染例が多数存在する可能性がある。

WHOによると、H5N1型のヒト感染例は2003年以降903件確認されており、致死率は51%に達しているが、無症状の感染者が存在する可能性もあり、致死率が過大評価されている可能性がある。

現時点ではヒトからヒトへの感染は確認されていないが、感染した動物との接触歴が見つからない症例もあり、今後のヒトヒト感染の可能性について専門家は警鐘を鳴らしている。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4ae1521cd5b044bb831b0484e404cd1446e4c3e1

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