トランプ長男のドナルド・トランプ・ジュニアが保守的な投資に特化した「1789キャピタル」に参加することが報じられ、ESG投資に反対する立場を取るこのVCの意義が注目されています。
彼は父親の2期目の政権には入らず、投資活動に専念する意向を示しています。
ニューヨーク・タイムズやブルームバーグの報道によれば、トランプ・ジュニアは11月10日に開催されたカンファレンスで大口の献金者にこの情報を明かしました。
このカンファレンスは、次期トランプ政権の副大統領に就任予定のJ・D・ヴァンスが共同設立した保守派の政治団体「ロックブリッジ・ネットワーク」によって主催されました。
1789キャピタルは、ESG投資(環境、社会、企業統治を重視する投資)に反対する立場を明言しており、ESGのムーブメントが社会的正義を重視するエリート主義に偏りすぎているとの批判を受けています。
代わりに同社は、Entrepreneurship(起業家精神)、Innovation(イノベーション)、Growth(成長)の頭文字を取った「EIG」というスタンスを掲げ、脱グローバル化や官僚主義に縛られた産業の変革に寄与するテクノロジーへの投資を行う方針です。
1789キャピタルの共同創業者であるオミード・マリクは、トランプの再選キャンペーンや共和党候補への献金を行っており、同社は昨年、元FOXニュースの司会者タッカー・カールソの新たなメディア会社への1500万ドルの投資を主導しました。
マリクは、伝統的な投資家がESGに傾く中で新たな機会を活用することを目指していると述べています。
また、CIOのクリストファー・バスカークは、このファンドが「新たな時代のFOXニュースのような存在」を目指していると語っています。
1789キャピタルの「EIGファンド」は、元共和党上院議員候補のブレーク・マスターズや共和党の大口献金者リベカ・マーサーなど、主要な投資家から支援を受けています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7446d321d05eb744b9aa1cd99791dede48d8b703
トランプ長男が反ESG投資会社に参加したことに対して、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、ESG投資に対する否定的な意見が目立ち、特にリベラルが求める政策が投資リターンと無関係な条件を課すことに対して疑問を持つ人が多かったです。
具体的には、「ESG投資は気持ち悪いと思っていた」といった意見があり、ESGのまやかしに気づく必要があると指摘する声もありました。
また、トランプが税源確保のために新たな政府系ファンドを立ち上げる意図があるのではないかとの見方もあり、日本の官僚政権では実現が難しいとの意見がありました。
さらに、ESGやサステナビリティは欧州が考えた規制であり、企業の成長を鈍化させる可能性があるとの懸念も表明されていました。
反ESGの動きが強まる中で、トランプの当選がアメリカを劇的に変えるとの期待も見受けられましたが、同時に人工肉の推進がESGのおかげであるとの意見もあり、ESGの影響を評価する意見も存在しました。
全体として、反ESGの立場が強調される一方で、その背景にある様々な意見が交錯していました。
ネットコメントを一部抜粋
ESG投資は気持ち悪いと思っていた
リベラルが望む政策を実現するために投資リターンと関係ないことを条件にするのはおかしい
ESGやサステナビリティ、稼ぐ手段のない欧州が考えたクソみたいな規制です。
反ESG大いに結構である。
このさいESG投資もDEIもまとめて破壊してほしい。
人工肉の推進はESGのお陰ですね。