中国広東省での車暴走事件により35人が死亡し、政府は治安対策を強化。習近平氏が社会の安定を重視する中、暴力行為の頻発が問題視されている。
習近平国家主席は12日に「社会の安定」を守るよう指示し、広東省のトップである黄坤明・同省共産党委員会書記は市民のもめ事や訴訟、金融、不動産などのトラブルを調査し問題を解決するよう求めています。
この事件は、無差別に市民を狙う暴力行為が頻発している中国において、特に深刻な懸念を呼び起こしています。
事件当時、体育施設の近くにいた女性は、集団で音楽を流して歩いていたために車の接近に気づかず、恐ろしい光景を目撃したと語っています。
また、事件を引き起こした62歳の男は、離婚後の財産分与に不満を抱いていたとされ、インターネット上では裁判所の判決に対する憤りが背景にあるとの見方も浮上しています。
事件現場には、被害者を悼む人々が花束を手向けに訪れていますが、警察は取材を阻止しており、事件の詳細は依然として不明な部分が多いです。
この一連の出来事は、景気低迷が影響しているとの指摘もあり、中国社会における不安定要素が浮き彫りになっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cdc2d65021d4070d4bfd466b850baf6133f03da2
コメントでは、中国広東省で発生した車暴走事件に対する懸念が広がっていました。
多くの人々が、習近平国家主席が「社会の安定」を守るよう指示したことに対し、逆に社会の不安定化を招くのではないかと危惧していました。
特に、情報統制や報道規制が強化されることで、事件の真相が見えなくなることに対して不安を抱く声が多くありました。
具体的には、事件の動機が不明のまま放置されていることや、政府の指示が市民に与える影響についての疑問が挙げられていました。
また、経済の停滞や社会の分断が進む中で、圧政がフラストレーションを高め、暴動が起きる可能性も指摘されていました。
さらに、事件の真相が隠蔽される中で、容疑者の動機が変わったことや、事件のタイミングが特異であったことなどから、政府に対する不信感が高まっている様子も見受けられました。
中国の治安対策が効果を持つのか、あるいは逆に国民の不満を助長するのか、意見が分かれていました。
全体として、習近平政権の対応に対する批判や懸念が強く表れていました。
ネットコメントを一部抜粋
習氏は12日「社会の安定」を全力で守るよう指示。
社会を不安定にさせているのは習近平国家主席です。
圧政で統制を強化すればフラストレーションが頂点に達する。
政治学、経済学、社会学の理解が、絶望的に遅れている。
事件発生直後、容疑者の動機は退職した幹部や公務員の年金に対する不満だった。