声優業界の3団体が生成AI音声の利用に反対し、自分たちの声の使用を控えるよう求めた。NHKのAIアナウンサーについては、災害時の必要性を認める意見もあり、技術の正しい利用が求められている。
会見では、生成AI音声をアニメーションや外国映画の吹替に使用しないこと、生成AI音声を利用する際には本人の許諾を得ること、AIによる生成物であることを明記することの3つの要望が発表された。
特に、日俳連副理事長の池水通洋氏は、AIアナウンサーの増加に対して「自分たちの声を使ってほしくない」と強い意向を示した。
彼は、声優やナレーションの仕事は全て演じるものであり、AIによる音声生成に対して懸念を抱いていると語った。
NHKがアナウンサーの声を利用した際には、すぐに連絡を取り、使用を控えるよう求めたことも明かした。
しかし、NHKが自社の職員を使っている場合は理解を示す一方で、これ以上の利用は避けてほしいという心情を表明した。
声事協副理事長の池田克明氏は、NHKのAIアナウンサーが災害時に必要との意見について、実験的な取り組みであると説明し、技術の正しい使い方として受け入れていると補足した。
声優業界は、生成AI技術の発展に対し、適切なルールと倫理を求めている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5f1a1f7e379d905d391a52d58ccb93a6dfaa1e01
コメントでは、声優業界の生成AI音声利用に対する反対理由が多様に語られていました。
多くの人々が、AI音声の進化によって声優の仕事が脅かされることに危機感を持っていました。
特に、声優の「演じる」という独自の表現力がAIにはないものであり、その点で差別化を図る必要があるとの意見がありました。
また、声優業界が新たなビジネスモデルを模索することも重要だという意見が見受けられました。
さらに、AI音声の普及が進む中で、声優が「人間の声にしか務まらないコンテンツ」を開発することが求められるとの考えもありました。
技術の進化に伴い、声優の役割が変わる可能性がある中で、業界全体が柔軟に対応する必要があるという意見もありました。
加えて、無断で他人の声を使用することに対する懸念や、法整備の必要性が強調される一方で、AIが人間の仕事を奪うだけでなく、新たな可能性を秘めているという意見もありました。
最終的には、AIと声優が共存する道を探るべきとの意見もあり、今後の声優業界のあり方について多くの議論がなされていました。
ネットコメントを一部抜粋
初音ミクの登場により一般人が気軽に作曲し作品を発信していく様子を観てきましたが、同様の可能性をAIには感じるし今後の発展も期待しております。
声優業界側の「お気持ち」も理解できるが、しかし同時にラッダイト運動だとも思わされ。
他人の声を無断で材料にできていることもだが、それっぽくしゃべらせることで不特定多数に「この人はこういう考えか」といったことを勘違いさせる恐れもある。
今後すべてのAI創作物を、監視や管理して取り締まるのは、団体が協力して、それを専門に行う別団体を設立したとしても、中々、難しそうだとは思うなぁ。
声優当事者ではなくあくまで一般人目線での意見ですが。