シャープの2024年4―9月期決算は、営業損益が黒字に転換。液晶パネル事業の改革や複合機・パソコンの好調な販売が影響。利益は前年同期比4.6倍の229億円に。
要約するとシャープが2024年4―9月期の連結決算を発表し、営業損益が4億円の黒字に転換したことが明らかになりました。
前年同期は58億円の赤字だったため、これは大きな改善です。
この黒字転換の要因として、液晶パネル事業における構造改革が挙げられ、これにより経費が削減されたことが大きな要因となっています。
また、複合機やパソコンの販売が好調であったことも黒字転換を後押ししました。
具体的には、当期利益は前年同期比で4.6倍の229億円に達し、政策保有株式の売却による大幅な増益も寄与しています。
シャープは2025年3月期の業績予想を5月に公表した内容を据え置く方針です。
さらに、白物家電を含むスマートライフ＆エナジー事業では売上高が前年同期とほぼ横ばいの状況ですが、複合機などのスマートオフィス事業は前年同期比21.4％増の3296億円を記録し、営業増益を達成しました。
特に、国内におけるパソコンの販売や、日本・欧州での複合機販売が好調であることが目立ちます。
また、大型液晶パネル生産の堺工場と関連施設を人工知能（AI）データセンター向けに提供する計画については、ソフトバンクとの契約を12月を目処に結ぶ意向を示し、KDDIにも2025年度中に立ち上げたいと述べています。
これらの取り組みが今後の業績にどのように影響を与えるか、引き続き注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/155559b827790f6ca3d69865e3eac2aaae86895d