国連がイスラエルのシリアとの緩衝地帯での土木工事を「重大な違反」と非難し、懸念を示しています。工事は1974年の協定に違反しており、国際的な注目を集めています。
この違反は、ゴラン高原に位置する重要な緩衝地帯におけるイスラエルの土木工事活動に関連しています。
国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)は、13日に発表した声明で、1974年に結ばれた兵力引き離し協定の違反が発生しており、土木工事が分離地域にまで及んでいると指摘しました。
UNDFは、同協定に基づいてイスラエルとシリアの間の停戦を維持してきました。
最近の衛星画像によると、イスラエル国防軍(IDF)は8月中旬からシリアのジュバタ・アル・ハシャブ近郊で掘削活動を行っており、その周囲には幅約12メートルの大規模な土手が築かれています。
工事は7月に開始され、掘削機などの重機が使用されており、これらの機材は装甲車や兵士によって保護されています。
さらに、UNDFの報告によれば、IDFの主力戦車も時折非武装地帯に存在しており、これは協定に違反する行為とされています。
シリア当局もこの状況に強い懸念を示し、抗議を行っています。
イスラエルはこの地域を国家安全保障上の要衝と見なしており、シリアやイランの代理勢力からの脅威を避けるために、ゴラン高原の支配を維持する必要があると主張しています。
UNDFは、イスラエルの建設活動が民間人の無許可の越境や侵害を防ぐための防衛目的で行われていると説明していますが、国際社会からの注目が高まっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/106b3fca76a156a6b3fa494ff76619f2b5e56d30
イスラエルとシリアの緩衝地帯における国連の警告に関するコメントは、主に国際社会の対応やイスラエルの行動に対する懸念が多く寄せられました。
コメントの中では、特にアメリカの立場に対して批判的な意見が目立ちました。
「このイスラエルの重大な違反に対しても、アメリカは何も批判しないのでしょうか?」という問いかけがあり、国連の機能に疑問を呈する声もありました。
多くのコメントが、軍事力の影響力が強い現状に対して懸念を示し、「結局軍事力が勝ってれば、やりたい放題なのではないでしょうか」という意見がありました。
さらに、イスラエルの自衛権についての議論も見受けられ、「自衛権が必要なのはイスラエルかアラブか?力による領土拡大をしているのはどちらか?」という疑問が投げかけられました。
国連の役割に対する期待が薄れている中で、「イスラエルは国連を脱退すべきだ。
代わりにパレスチナを国連加盟国にしよう」という意見もあり、国際的な立場の変化が求められていることが伺えました。
全体を通して、領土拡大の意図や代理勢力の脅威についての見解が述べられ、特にユダヤ人に対する言及もありましたが、極端な批判や誹謗中傷は避けられていました。