うつ病による休職者が増加しているが、実際には深刻な症状を持つ人は少なく、診断書の発行が容易になっている実態が浮き彫りに。
ストレスチェックを受けた従業員が高ストレスと判定されると、企業は職場環境の問題を認識しなければならず、結果的に個人のメンタルヘルスの問題にすり替えられる傾向が見られる。
精神科医の中嶋聡氏によれば、ストレスチェックを受けた結果、診察に訪れる患者は増加しているが、実際に深刻なうつ病と診断されるケースは少なく、多くは抑うつ反応や適応障害と見なされることが多い。
診断基準が拡大したことで、以前は厳密に区別されていた抑うつ反応とうつ病が曖昧になり、簡単にうつ病と診断されることが増えている。
診断書は休職のための重要な証明書であり、患者の中には「うつ気味で仕事を休みたい」と明言して診断書を求める人も少なくない。
現在の精神科医は、抑うつ反応と診断した場合でも、患者の要望に応じて診断書を書くことが多く、診断書の発行が容易になっている。
しかし、診断書には強い効力があり、即日発行を謳うクリニックも存在するため、診断書を利用して休職するケースが増えている。
このような実態は、うつ病に対する社会的な認識や医療の在り方に疑問を投げかけるものであり、今後の対策が求められる。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c5a13efad6952b8d754153c04510bad2bad37926
コメントでは、うつ病や抑うつに対する理解不足が問題視され、特にハラスメントや職場のプレッシャーが原因で心身に異常をきたす人々が多いことが指摘されました。
診断書は、休職を促す大きな助けになるとし、休むことの重要性が強調されました。
また、うつ病に対する無理解がある一方で、労働環境の実態や法律の不備についても言及され、労働基準法や36協定が守られない現状に対する懸念が表明されました。
さらに、有給休暇を取得する際に理由を問うことの問題点や、診断書が必要ない休暇の取り方についての意見もありました。
特に、軽い気持ちで「うつ」と一括りにすることへの反発があり、真剣に苦しんでいる人々が誤解されることを心配する声が多く見られました。
記事が深刻なうつ病患者に対して誤解を招く恐れがあるとの意見もあり、正確な理解と適切な支援が求められていました。
全体として、精神的な健康に対する社会の理解が不足していることが浮き彫りになり、より良い制度や環境の整備が必要であるとの声が多く寄せられました。
ネットコメントを一部抜粋
うつ とか 抑うつ の定義は医療素人には難しいが、ハラスメントや仕事などのプレッシャーが原因で心身に異常をきたし、自死の危険もある人を多く見てきた。
即日に休職の診断書を書いてもらって助かったものです。
そもそも「朝、会社に行くのがつらい」状態を出さない施策が無いのかと思う。
本当に重度の鬱の人がいるので軽はずみな発言はお控えください。
この記事のせいで本当に深刻な人が休みづらくならないといいけど。