韓国鉄鋼業界は、中国産低価格の攻勢と米国の保護貿易強化に直面し、現代製鉄やポスコが生産調整を進めている。労使交渉も難航し、トランプ政権の再選が業界に影響を与える可能性がある。
現代製鉄は、需要不足から浦項第2工場の稼働を停止する方針を示し、労使協議を進めている。
営業利益は前年同期比で77.4％減少し、工場の稼働率は10％未満に落ち込んでいる。
一方、ポスコも低収益の事業場撤収を検討中で、中国の張家港浦項ステンレス鋼製鉄所が注目されている。
韓国鉄鋼協会によると、昨年の中国産鉄鋼材の輸入量は前年比29.2％増加し、日本産も3.1％増加している。
また、ポスコでは労使賃金交渉が難航しており、労働組合は賃金引き上げを要求しているが、使用者側は業界の厳しい状況を理由に低い提案をしている。
さらに、トランプ政権の再選が韓国鉄鋼業界に影響を及ぼす可能性があり、韓国産鉄鋼の米国への輸出は過去の制限措置によって減少している。
トランプ政権が中国産鉄鋼の輸入制限を行った場合でも、韓国産のクオータ制限が影響し、業界は期待する利益を得にくい。
日本製鉄が米国のUSスチールを買収する動きもあり、これが韓国の鉄鋼業界にどのような影響を与えるかが注目されている。
韓国経済人協会の元幹部は、トランプ政権の通商政策が韓国にとっての危機対応の必要性を強調している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9a08a90224e540fff27b13998b47be0ef12df0ea
韓国の鉄鋼業界は、過去に市場の縮小や生産量の減少によって減益が確定し、労使交渉も難航していたため、厳しい状況に直面していました。
特に、企業が賃上げを求める一方で、質の面で日本や他国に対抗できないため、将来に対する懸念が広がっていたのです。
さらに、ウォンの大幅な下落や、円安の影響もあって、競争力を確保するのが難しくなっていました。
また、ポスコが日本製鉄による全株式売却を行ったことや、火災や爆発などの事故が重なり、業界全体が六重苦に陥っているとの声もありました。
韓国の鉄鋼業界は、過去の技術流用や信用問題も抱えており、今後の展望に対する不安が募っていました。
そのため、業界の動向を注視する必要があると、多くのコメントが指摘していました。
ネットコメントを一部抜粋
市場の規模が縮小して生産量を減らす減益確定なのにまだ賃上げを労使がする会社あっての。
日米中の三重苦だろ。
韓国はトランプの時迂回輸出で関税を掛けられた前科がある。
鉄鋼/自動車/半導体がだめなら経済破綻も近いですね。
国をバックに付け技術を盗み大量生産で安く売る。